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モータースポーツ

苦戦する“世界王者”ハミルトンに元ドライバーが「必ずカムバックする」と信頼!「ルイスは『みんな、ごめん』と言った」

THE DIGEST編集部

2022.04.08

 また、「開幕戦バーレーンGPで表彰台(3位)に上がった時の喜びようは、ワールドチャンピオンに輝いた時以上だった。これは、彼が真のチームプレーヤーであることの証明だと思う」と、ハミルトンが苦しい状況でチームとともに苦楽を分かち合える人間だと強調し、「彼は非常に成熟したドライバーだ」と評した。

 それを示す別の部分として、デ・ラ・ロサは「ルイスは特別な存在であるにもかかわらず、予選Q1敗退時に、チームスタッフに対して『みんな、ごめん』と言った。7度の世界王者が、チームに謝罪することができる。彼は、車に対して非難めいた言葉を発することなく、自分自身をまず批判する人間だということを、私は言いたい」と指摘。そして「彼はチームの一員であり、変わらずやる気に溢れており、必ずカムバックする」と断言した。
 
 このように、ハミルトン自身には何ら昨季までのような王者としての強さは失われていないということだが、ならば最も気になるのは、メルセデスがいかに早く競争力を取り戻すかだ。

 これについて、英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、新興チームのブラウンGPがいきなりタイトルを獲得した2009年のように、シーズンの前半と後半で様相が全く変わることもあり得るとしながらも、2勝分(50点)のポイント差(現在、ランキング首位のシャルル・ルクレールとは29点差)がつくと極めて厳しくなると指摘する。

 レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は「メルセデスはポーパシングを制御できるようになれば、また強さを取り戻す」として、激戦を繰り広げてきたライバルへの警戒を解いておらず、同様の見解を今季よりメルセデスに加入したジョージ・ラッセルも示している。果たして今季、これまでの上位の常連が、定位置に戻ってくる光景を見ることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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