石川主将についていき、プレーだけで引っ張るのではなく、自らも成長した姿で主将とともにチームの意識を変えていくんだという気持ちが芽生えた西田。イタリアでのメッセージのやり取りで「一緒の立場で戦えるように頑張る」と、石川には伝えたそうだ。
ブラン監督ともイタリア語で会話出来るようになったことで、さらにコミュニケーションが取れるようになったといい、「監督に自分(西田)ならと思ってもらえれば」と、これまで以上の信頼を勝ち取るつもりだ。
イタリアでの生活で、84キロの体重は90キロになり、胸板も厚くなったサウスポーエースは、「バランスよく大きくなり、サーブで海外の選手に負けなくなった。体の状態はいいし、落とす必要はないかな」と口にし、こう笑顔で締めた。
「自分の立場を、自分の中で明確にしていくのも大切かなと。今、自分のポジションが見つかったのかなと感じる。やっと、22歳になって、そんな感じ」
練習を見守った南部正司・男子強化委員長は「パリに向けて中核になってもらわなければならない選手。そういう意識でチームを引っ張ってほしい」と期待を寄せた。
増量した体とともに、気持ちの面でも大きく成長し、パワーアップして代表に戻って来た西田。さらなる飛躍が期待できそうだ。
文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や、柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。
ブラン監督ともイタリア語で会話出来るようになったことで、さらにコミュニケーションが取れるようになったといい、「監督に自分(西田)ならと思ってもらえれば」と、これまで以上の信頼を勝ち取るつもりだ。
イタリアでの生活で、84キロの体重は90キロになり、胸板も厚くなったサウスポーエースは、「バランスよく大きくなり、サーブで海外の選手に負けなくなった。体の状態はいいし、落とす必要はないかな」と口にし、こう笑顔で締めた。
「自分の立場を、自分の中で明確にしていくのも大切かなと。今、自分のポジションが見つかったのかなと感じる。やっと、22歳になって、そんな感じ」
練習を見守った南部正司・男子強化委員長は「パリに向けて中核になってもらわなければならない選手。そういう意識でチームを引っ張ってほしい」と期待を寄せた。
増量した体とともに、気持ちの面でも大きく成長し、パワーアップして代表に戻って来た西田。さらなる飛躍が期待できそうだ。
文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や、柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。
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