ダノンスコーピオンは、朝日杯フューチュリティステークスのあと2カ月の休養を挟んで、ことしの初戦となる共同通信杯(G3、東京・芝1800m)に出走したが、稍重の馬場も堪えたか7着に終わった。しかし4月のアーリントンカップ(G3、阪神・芝1600m)を鮮やかな追い込みで制した。そして今回は中2週というタイトな臨戦過程となったものの、前走からさらに調子を上げて大輪の花を咲かせた。
父フランケル(Frankel)の半姉であるダノンバジリアはいまだ2勝クラスにとどまっているが、父がロードカナロアにかわった本馬はスピード面で強化された印象。安田隆行調教師にとっては、現役時代にみずから管理したロードカナロアの仔、ダノンスマッシュ(香港スプリント、高松宮記念)とダノンスコーピオンでG1レースを制するという、何重にも嬉しい勝利となった。
これまでの好位差しから一転、後方からの追い込みにかけたマテンロウオリオンは、アーリントンカップ(G3、中京・芝1600m)に優勝、ニュージーランドトロフィー(G2、中山・芝1600m)を2着している実績に恥じないポテンシャルの高さを示した。プレビュー記事でも触れたが、お互いをリスペクトし合う昆貢調教師と横山典弘騎手の強力タッグから、今後も目が離せなくなった。
誰もが驚いたのは、ここがキャリア9戦目で、重賞実績はデイリー杯2歳ステークス(G2、阪神・芝1600m)で勝ったセリフォスから0秒3も離された3着が1回のみというカワキタレブリーの”爆走”だろう。
ハイペースになるなか、出遅れ気味に後方からレースを進めたことが結果として”ハマった”印象は拭えないが、上がりで出走馬中2番目となる33秒8の脚を使ったのは事実。フロックと決めつけず、これからの動向に注目したい。
人気になりながら4、5着に敗れたセリフォス、インダストリアは、終い勝負のレースになって切れ味でやや見劣った。ただし両馬とも大敗した訳ではなく、今後もマイル戦線での活躍を期待させるに足る走りは見せたと言えよう。
ことしの平地G1は、NHKマイルカップまで1番人気が7連敗となった。波乱はどこまで続くのか。
取材・文●三好達彦
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父フランケル(Frankel)の半姉であるダノンバジリアはいまだ2勝クラスにとどまっているが、父がロードカナロアにかわった本馬はスピード面で強化された印象。安田隆行調教師にとっては、現役時代にみずから管理したロードカナロアの仔、ダノンスマッシュ(香港スプリント、高松宮記念)とダノンスコーピオンでG1レースを制するという、何重にも嬉しい勝利となった。
これまでの好位差しから一転、後方からの追い込みにかけたマテンロウオリオンは、アーリントンカップ(G3、中京・芝1600m)に優勝、ニュージーランドトロフィー(G2、中山・芝1600m)を2着している実績に恥じないポテンシャルの高さを示した。プレビュー記事でも触れたが、お互いをリスペクトし合う昆貢調教師と横山典弘騎手の強力タッグから、今後も目が離せなくなった。
誰もが驚いたのは、ここがキャリア9戦目で、重賞実績はデイリー杯2歳ステークス(G2、阪神・芝1600m)で勝ったセリフォスから0秒3も離された3着が1回のみというカワキタレブリーの”爆走”だろう。
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ことしの平地G1は、NHKマイルカップまで1番人気が7連敗となった。波乱はどこまで続くのか。
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