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格闘技・プロレス

「格闘技はまだまだマイナー」皇治が抱く危機感! 地上波撤退の余波と天心vs武尊戦を語る「バブルが崩壊する可能性が高い」

どら増田

2022.06.09

「天心と武尊は地上波でやるためにやって来たと思うんですよ。武尊はK-1の時、地上波でやりたいと言ってたんで、それを叶えてやって欲しいなと思う」

 そう盟友たちの気持ちを慮る一方で「今回の『THE MATCH 2022』で俺ら格闘家がよく考えないと、本当に衰退していきますよ。なぜかと言ったら今回は天心と武尊だけで良かったんですよ」と、皇治は日本格闘技界に警鐘を鳴らした。

「天心と武尊がやることによって、次はアイツとアイツがやるんじゃないか? とかそういう期待も膨らませて、次の大会にも繋がるわけですよ。それが、『俺も出たい』って天心と武尊の舞台を茶化すからね。

 今回、全員トップ選手がやるじゃないですか。『次の大会どうすんねん?』っていう話ですよ。俺は自分の道を突き進むからいいけど、他の選手はどうすんのやろ? 俺は格闘技界が心配ですよ。6.19を機にバブルが崩壊する可能性が高いと思うので、選手自身が考えないと。乗っかってる場合じゃないですよ」
 
 さらに「天心と武尊の東京ドームで活躍してるのを見て悔しくないですか?そう思うのが普通だと思う」と漏らした皇治。自らは「オレは格闘技界のレインメーカーだから」と己の道を突き進むことにより、格闘技を広めていく意向だという。

 K-1、RIZINともに出場し、集客に貢献してきた自負があるからこそ言える皇治の忖度なき発言は、波紋を呼ぶかもしれない。だが、彼のような格闘家にとっても、今回の“フジテレビショック”が与えた影響はやはり計り知れないのだろう。

取材・文●どら増田
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