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ゴルフ

馬場咲希、川崎春花、尾関彩美悠ら今シーズン躍進するZ世代!10代女子ゴルファーの強さの秘密とは―

山西英希

2022.09.28

 たとえ有名なコーチの指導を受けることができなくても、YouTubeやSNSによって、彼らの理論を学ぶことができるし、海外のトッププロがどのようなスイングをしているのか、その動画をじっくりと見ることもできる。

 もちろん、選手自身の努力があってこその結果だが、指導する側にとっても教え子が活躍することで、自分の指導に対する説得力や信頼度も上がる。教わる側も先輩たちが若くして活躍する姿を目の当たりにするわけだから、自分たちも頑張ればという意欲を掻き立てられる。そのような相乗効果もあり、この数年間で一気に若手が上位に食い込むようになった。
 
 ただ、これまで以上に今年は10代女子の活躍が目立つ。その大きな要因としてプロテストとクォリファイングトーナメント(QT)の制度が変わったことも影響しているように思える。19年度から開催年度の4月1日時点で満17歳の女子が受験できるようになった。要するに、高3で受験できるようになったため、プロテストに合格し、QTでも上位にいけば、高校を卒業した3月からすぐに試合に出場できるのだ。たとえ上位にいけなくても、ファイナルQTまで進めば、ステップアップツアーに出場できる。それ以前は高校を卒業した年にプロテストを受けていたため、早くても20歳を迎える年度がルーキーイヤーだったことを考えると、1年前倒しになった分、10代で活躍するチャンスを得たことになる。

 若い世代が台頭することに比例して、ツアーからフェードアウトする年齢も低くなっているだけに、早く活躍したい思いも選手にはあるだろう。どちらにしろ、今後も10代女子が国内女子ツアーで上位に来る傾向は続くのではないだろうか。今週末に控える国内最高峰のトーナメント『日本女子オープンゴルフ選手権』も、ニューヒロインたちの活躍に注目したい。

文●山西英希

著者プロフィール/平成元年、出版社に入社し、ゴルフ雑誌編集部所属となる。主にレッスン、観戦記などのトーナメントの取材を担当。2000年に独立し、米PGAツアー、07年から再び国内男子、女子ツアーを中心に取材する。現在はゴルフ雑誌、ネットを中心に寄稿する。

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