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ゴルフ

なぜ連続予選落ちから“全英V争い”を演じられたのか? 大会との相性ではない渋野日向子の印象的だった強さ

山西英希

2022.08.12

コース上で笑顔を浮かべる渋野。3年ぶり2度目のメジャー優勝を逃すも、再び“思い出の全英”で輝きを放った。(C)Getty Images

コース上で笑顔を浮かべる渋野。3年ぶり2度目のメジャー優勝を逃すも、再び“思い出の全英”で輝きを放った。(C)Getty Images

 現地時間8月4日~7日に開催された海外メジャー『AIG全英女子オープン』では、渋野日向子(サントリー)が通算9アンダーで単独3位に入った。

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 惜しくもプレーオフまで1打足りなかったものの、「最近の調子からして、最終日に最終組で回れるということが本当に奇跡だったと思います」と渋野自身が語っていたように、直近7試合(棄権した『全米女子プロゴルフ選手権』は除く)で予選落ちが6試合という状況から、見事に自分のゴルフを立て直したのは大健闘と言えるだろう。

 とはいえ、欧州3連戦を振り返ると、1戦目の『アムンディ・エビアン選手権』では「74」、「77」の通算9オーバーで予選落ち。2戦目の『スコットランド女子オープン』も初日こそ「71」をマークしながら、2日目に「75」を叩き、通算2オーバーで予選を通過できなかった。
 
 普通なら流れ的に3戦目の『AIG女子オープン』で苦しい戦いを強いられても不思議ではないだろう。ところが、いざ蓋を開けてみるといきなり初日に「65」をマークし、6アンダーの単独首位に立つ。2日目こそスコアを2つ落として7位タイにまで順位を落としたものの、3日目には「66」をマーク。首位と5打差ながら通算9アンダーで2位タイに順位を上げたのだ。

 最終日は「71」とスコアを伸ばせなかったが、落としもしなかった。2020年の『全米女子オープン』では最終日を単独首位でスタートしながら、スコアを落として4位に終わったのを考えると大きな前進だろう。

 なぜ渋野はいきなり好調モードに入ったのだろうか。いくら19年に優勝しているとはいえ、開催コースが大きく異なるだけに、単なる相性のよさが理由とは思えない。ましてや20年大会では予選落ちを喫している大会でもあるのだ。

 一つ言えることは、パッティングがまずまずだったこと。確かに3パットの場面も少なくなかったが、それ以上にチャンスを沈めるシーンも数多く見られた。大会前まで30.51だった平均パット数も、『AIG全英女子オープン』では30パットにまとめている。
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