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モータースポーツ

「FIAにいじめられた」角田裕毅、グリップ不足に加えてSC出動時の「奇妙な判定」によりブラジルGPは最後尾フィニッシュ

THE DIGEST編集部

2022.11.15

 アルファタウリは、ピエール・ガスリーも14位に終わったことで、SNSでは「ブラジルでのタフな1日」「ポイントを争うためにはペースが足りなかった」と投稿。そして、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、以下のように角田のレースについてコメントを残している。
 
「ユウキは週末全般で、車から競争力のあるタイムを引き出すのに苦しんでいたので、セットアップを変更し、ピットレーンからスタートするという難しい決断を下した。これによりフィーリングは改善されたが、順位を上げてポイントを獲得するには十分ではなかった。理由を明確にする必要があるが、彼はアンラップが許されなかったことで、ラップダウンし、全車に対してブルーフラッグを受けることになり、17位でフィニッシュすることとなった」

 SC出動時の一件については、海外の多くのメディアも報道しており、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、タイミングシステムの判断によって起こったこの事象を「奇妙な状況」と表現し、オランダのF1専門サイト『GP FANS』は、同じ周回遅れだったウィリアムズの2台のアンラップが認められ、角田だけ許されなかったことで、彼のコメントを引用し、「ブラジルで唯一周回遅れとなった日本人ドライバーは、SC出動中にアンラップが許されなかったことで、FIAにいじめられたと感じている」と報じた。

 なお、『THE RACE』は角田にとっての今GPを「彼にとっては本当にうまくいかなかった週末」と総括。イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ユウキの問題は続く。今週末、日本人ドライバーに平穏な時は訪れなかったようだ。セットアップの変更とピットレーンからのスタートでも、パフォーマンスの改善には不十分であり、SC出動時の奇妙な判定もあって、最後尾でレースを終えることとなった」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部
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