専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「唯一無二にしてみせる」初代IWGP女子王者KAIRIが誓ったベルトの『価値』”次期エース候補”林下詩美の要求には「興味があった」と受諾

THE DIGEST編集部

2022.11.21

 バックステージでKAIRIは、歴史的な新日本との合同イベントについて、「この偉大なる初めての歴史、新日本プロレスさんとの合同興行のメインイベントを麻優さんと務め上げることができたことを、本当に嬉しく思います」と喜びを語った。

 加えてKAIRIは、「こんなに試合前から気持ちが溢れて、緊張して、いろんな気持ちでグチャグチャになりながら入場したのも初めてですし、試合後にこんなにこらえ切れない程の感情が溢れ出てくるのは、対戦相手が岩谷麻優選手だったからです。ずっと尊敬する大好きな先輩です。私のことは嫌いだったのも分かるけど、いろんな思いがお互いに交差し合って、5 年半という月日が流れて、こうしてまた麻優さんと試合ができて嬉しいです」と岩谷への思いを吐露した。
 
 続けて、「初代 IWGP 女子王者になりましたKAIRI です。このベルトは初戦から 2 人の強い、強い思いが吹き込まれました。ベルトができた時、たくさんのご意見があったと思うんですけども、必ず私はもっともっと輝かせて唯一無二の色にしてみせます」と初代IWGP王者の決意を口にする。

 そしてKAIRIはベルトの価値をさらに輝かすため、「世界中で強い選手と闘いたいと思っています。いろんな意味でワクワクする夢の詰まったベルトにすることを誓います。今、この放送を見ている世界中どこでもいいです。誰か、このベルトに挑戦したいという選手がいればいつでも待っています」とIWGP女子王者としてのビジョンを語っていると、林下詩美が現れた。
 詩美は、「KAIRI、おめでとう。私はトーナメントで負けちゃったから、そのベルトに挑戦させろ…なんてことは言わないよ。ただ、私はそのベルト、誰よりも思いは強いよ。常にそのベルトに目を光らせているから。私のために価値を上げてよ。私が言いに来たのは、初代 IWGP 女子チャンピオンと手合わせがしたい」と思いをKAIRIにぶつけた。

 最後に、「だからスターダム年内最終戦の両国で、このクールにロイヤル美しい林下詩美とシングルしてほしいんだけど。断わんなよ、チャンピオン」とKAIRIとの対戦をアピールした。
 
 KAIRIが「シングルマッチ? 12 月 29 日、たぶん空いてる」と言うと、詩美は「空けといて、私のために。どうしても IWGP のベルトは獲りたかった。でも獲れなかった。だから初代チャンピオンになった KAIRI とシングルマッチが絶対にやりたいから、スケジュール空けといて」と念を押す。

 KAIRIは「いいね。実はさ、私もさ、詩美くんにめっちゃ興味があったんだよ」と対戦を受諾すると、詩美は「是非、私と手合わせお願いします」と言って引き上げた。「やべえ……(笑)。いいね。面白い。詩美くん、いいね。棚橋さんと組んでたっけ? うん、うん。次期エース候補だね、スターダムの。よし、この辺でひと狩りいっとく?」とKAIRIは言うと、「飲めない」と言っていたビールを飲んだ。

 どうやら詩美はノンタイトルで12.29両国大会でのKAIRI戦を熱望した模様。ベルトを狙いに来た中野たむとは理由が違うようだが、IWGPのベルトを巻いたことにより、早速KAIRI包囲網が出来上がったのは間違いない。
 
◆新日本プロレス×スターダム◆
『Historic X-Over』 
2022年11月20日
東京・有明アリーナ
観衆 7102人
▼IWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦(60分1本勝負)
●岩谷麻優(25分28秒 エビ固め)KAIRI○
※インセインエルボー
※KAIRIが初代王者となる。
 
文⚫️どら増田

【関連記事】「この私が白いベルトの絶対王者だ!」上谷沙弥がKAIRI相手に30分フルタイムドローの死闘を展開!「11度目の防衛に成功しました」【スターダム】

【関連記事】スターダム朱里が“最高のライバル”林下詩美との死闘制して赤いベルトV10「次は12月29日、両国国技館。ジュリア戦」

【関連記事】「反則的な美しさ」スターダム中野たむの紅葉バックの“頬杖ショット”にファン反響!「地上に舞い降りた天使」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号