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バレーボール

ミラノ石川祐希、“通算1500得点”達成に伊解説者は「卓越した能力」と賛辞! 終始奮闘も、チームはミス連発で黒星

THE DIGEST編集部

2022.12.27

 ところが、第4セットはまたしてもサーブで攻め込まれ苦しい出足となる。ミスの頻発で好機を活かせず劣勢が続くなか、鮮やかなバックアタックで巻き返しムードをもたらした石川だったが、レフトから厳しいコースを狙ったクロスはわずかにアウト。それでも、2枚ブロックの間を抜く豪快なアタックですぐさま得点を奪い返す。2点差で終盤に挑んだミラノだったが、最後はモンツァの決定力に屈して敗戦。後半戦初白星は持ち越しとなった。

 石川は11得点(アタック10、ブロック1)を挙げて、8年目を過ごすセリエAでレギュラーシーズン通算1500得点(1510得点)を達成した。

 現地公営放送で解説を務めた元イタリア代表のファビオ・ヴッロ氏は、第1セットにレフトからクロス方向へ放ったアタックが決まると記録更新に言及。同時に、「卓越した能力」「注目に値する選手」と日本代表の主将へ敬意を込めて賛辞を贈った。

 ミラノは公式HP上で試合後の石川のコメントを掲載。「出足は悪くなかったが、相手の強烈なサーブに僕らは苦戦を強いられた。第3セットは修正でき、特にサーブが良くなったことでリズムを掴め、チーム本来のプレーが戻った。第4セットはスタートでつまずいた後に立て直したが、再びサーブで攻め込まれ冷静に頭を働かせて巻き返しに転じることができなかった」と戦いを振り返った。
 
 年内最後の試合となる次戦は、前半戦のトップ8が集結するコッパイタリア準々決勝(日本時間30日午前4時30分開始予定)。7位で出場権を獲得したミラノは2位ルーベ・チヴィタノーヴァと対戦する。

 クラブ史上初となる4強入りを果たした昨シーズン。石川はその時と同じ相手との再戦に向けて、「今日はこのような結果に終わったが、数日後に大事な試合が控えている。昨シーズンは準々決勝でチヴィタノーヴァに勝利したので、今回はかなり闘志を前面に出して戦ってくるはず。僕らはメンタル面を重視した万全な準備が必要になる」と警戒を示した。

 頼もしいパフォーマンスを続けている石川が、チーム復調のキーマンとなってくれるはず。強豪を再び撃破して今年を勝利で締めくくってくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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