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東京五輪で大騒動となったベラルーシ陸上女子代表の“ポーランド亡命事件”に新たな展開!窮地に追い込んだコーチに厳罰か

THE DIGEST編集部

2023.01.21

 そして、あれからおよそ1年半が経過した現地1月19日、これまで立場を明らかにしていなかったWA(世界陸連)の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(通称AIU)」が声明を発表。ツィマノウスカヤに対して、マイシェビチ氏による言語的および精神的なハラスメントがあったと断定し、告発に至ったと明らかにした。

 AIUは「本来ならば威厳を持ってアスリートに接すべきところが、悪しき振る舞いを行ない、彼女の尊厳を守ろうとしなかった。彼の行動は言語的および精神的なハラスメントで構成され、陸上の名を貶めるものだ」と糾弾。今後、AICの調査報告を受けたWAから活動停止などの厳罰が下る可能性が高まった。一方で、IOCから大会追放を命じられたもうひとりのコーチ、シマク氏は告発を免れている。

 ツィマノウスカヤは現在もポーランドに滞在しており、すでに同国の市民権を獲得。昨年夏にはロイター通信の取材に応じ、「私は望みを捨てていないし、今でもここでトレーニングを続けています。オリンピックの舞台に戻りたい。そして、自分の種目で走って好記録を出すことを夢見ています」と、2024年のパリ五輪出場を目ざして準備を進めている。

 なおWAはロシア軍によるウクライナ侵攻の制裁として、ロシアとベラルーシの陸上選手の国際大会出場を禁止している。

構成●THE DIGEST編集部

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