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格闘技・プロレス

「私は何もしていない…」タイソンに耳を噛みちぎられた名手が“事件”を回想!因縁と言われた関係性については…

THE DIGEST編集部

2019.12.02

ホリフィールド(左)とタイソン(右)との戦いは歴史に残る熱戦となった。 (C) Getty Images

ホリフィールド(左)とタイソン(右)との戦いは歴史に残る熱戦となった。 (C) Getty Images

 耳を噛みちぎられ、思わぬ怪我を負わされたホリフィールドだが、“宿敵”へのリスペクトは現役当時から変わらない。「私たちはボクシングが全盛だった素晴らしい時代に登場した」と前置きしたえうで、次のように続けた。

「彼には明確なスタイルがあった。あの当時、最盛期のモハメド・アリと戦えるファイターはいなかったが、彼は数少ない戦える男だった。大きなアドバンテージではなかったけど、マイクは鋭く、見事だった。

 マイクは人々を大いなる戦いに引き込んだと思っている。彼の存在が、そこまで大柄な男でなくてもヘビー級を戦える時代にした。優れたパンチャーであり、確固たるスタイルとメンタリティーを持っていた。人々を脅迫するような傾向にあったが、あれで大衆を引きつけ、試合前から勝負に勝っていたんだ」
 
 そして、ホリフィールドは、因縁の戦いをこう結んでいる。

「マイクとの試合はオリンピックで勝ったことに並ぶぐらい喜びだった。とくに最初の一戦は、あれ以上にない最高のものだ。私がベストだから彼を食い止められたんだ」

 20年以上もの時が過ぎてもなお、ホリフィールド対タイソンの一戦は多くの人々の記憶に焼き付いている。今後も伝説的な名勝負として語り継がれていくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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