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モータースポーツ

角田裕毅、0.01秒差での予選Q1敗退に悔しさ隠さず…専門メディアは「潮目が変わるかも」と今後に期待も

THE DIGEST編集部

2023.03.19

 金曜日の記者会見でフランツ・トスト代表が「もうエンジニアのことは信じていない」と語ったことで、ネガティブな面で大きな注目を集めてしまったアルファタウリは、両ドライバーがQ1敗退を喫したセッションを受けて「困難な予選」とSNSで振り返るとともに、「15番手と16番手の差はわずか0.01秒」と、僅差の勝負だったことも強調している。
 

 テクニカルディレクターのジョディ・エッギントンは、「(パワーユニット交換によりFP3に出走できなかったニック・デ・フリースと異なり)ユウキはプログラムを完了したが、昨日よりグリップ不足とバランスに苦しんだ」「ほぼ問題なくプラン通りに予選に臨み、Q2進出に大きく近づいたが、0.01秒差でボッタスに及ばなかった」と角田について触れ、「順位を上げることとチャンスを確実にモノにすることに集中したい」と、決勝への意気込みを語った。

 オランダのF1専門サイト『GRAND PRIX RADIO』は、「アルファタウリはQ1での立ち往生に不満」と題した記事で、「イタリアのチームにとって、ベストな予選ではなかった。スピンの影響とバッテリーの問題を抱えたデ・フリースに対し、角田はペース不足という別の問題を抱えることに」と報じたが、「両ドライバーは、Q2に進出するためのポテンシャルは有していた」とも綴っている。

 一方、『GP FANS』は「アルファタウリは、サウジで残念な土曜日を過ごした。角田はQ2への出場権を獲得する準備ができているように見えたが、土壇場でピアストリによってトップ15からノックアウトされた」と、こちらもネガティブに予選を振り返るも、エッギントンTDの「第3戦(オーストラリアGP)での空力のアップデートにかなり期待している」とのコメントに注目し、「すぐに潮目は変わるかもしれない」と今後に期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部
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