スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』も、「チーム代表のフランツ・トストからも批判を受けるほどの貧弱なアルファタウリの車を、角田は最大限に活用しているようだ。この日本人ドライバーは、３レース中の２レースで予選Q１を突破したが、決勝では２戦連続で11位フィニッシュという不運に見舞われた。バーレーン、サウジアラビアで全力を尽くした角田。豪州でわずかな幸運に値する人がいるとすれば、それはおそらく彼であり、十分に値するシーズンの最初のポイントを獲得した」と綴った。
  　また、スポーツ専門メディア『The Athletic』は、独自の評価基準によるF１ドライバーの「パワーランキング」を作成。現在、ドライバーズランキングでは獲得ポイント１で（20人中の）16位につけている角田だが、こちらのメディアでは並み居るライバルたちを抑えての８位にランクイン。そして、寸評では以下のように綴られた。

「アルファタウリは、グリッド上では最弱の車のひとつかもしれない。それでも、角田はそこから可能な限り可能性を引き出し、その過程でチームメイトであるルーキーのニック・デ・フリースを上回り続けた。日本人ドライバーは、フリー走行１回目でミスを犯したため、アップデートされたフロアから古い仕様への逆戻りを強いられた」

「バーレーン、サウジアラビアでのレース同様、角田はメルボルンでも10位争いを繰り広げたが、ジョウ・グァンユ（アルファロメオ）を追い抜くことができなかった。そして、スチュワードがサインツに５秒のタイムペナルティーを科した時、連続11位フィニッシュの終え、10位に引っかかって最後のポイントを獲得した」

　なお、10位まで発表されているランキングは以下の通りである。

１位：ルイス・ハミルトン（メルセデス）
２位：マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
３位：ランド・ノリス（マクラーレン）
４位：ニコ・ヒュルケンベルク（ハース）
５位：ジョージ・ラッセル（メルセデス）
６位：フェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）
７位：オスカー・ピアストリ（マクラーレン）
８位：角田裕毅（アルファタウリ）
９位：カルロス・サインツ（フェラーリ）
10位：ピエール・ガスリー（アルピーヌ）