堅実な走りで自身の価値を上げている角田。チーム代表のフランツ・トストが「2025年にはレッドブルに昇格する準備が整うだろう」とドイツの放送局『Sport1』に語ったことも大きな話題となっているが、そのためにはAT04の性能を上げ、コンスタントにポイントを獲得できる環境をチームが整えてあげる必要があるだろう。
  　スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、豪州GPでのアルファタウリを「レッドブルの子会社チームは、何もうまくいっていないようだ。両ドライバーも、良いレースリズムとは程遠いものだ」と酷評し、「この悪いシーズンのスタートで、角田だけがわずかながらチームに光を当てている」と報じたが、この状況が近いうちに変わることはあるだろうか。

　トスト代表は、アルファタウリのファクトリー内で働く技術スタッフの陣容に変更を加えることを明らかにしており、英国ミルトン・キーンズにあるレッドブルの風洞施設をより効率的に利用してチーム力を高めていくことになるという（イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』より）。「一歩前進することを期待している」と彼は語っているが、これが角田らドライバーにどれだけの恩恵がもたらされるかにも注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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