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バレーボール

石川祐希がイタリア語で現地取材に対応! 日本バレー界の至宝が考える“今後のキャリア”は?

THE DIGEST編集部

2023.04.10

 ペルージャはミッドウィークの現地6日に優勝を狙うはずの欧州大会、チャンピオンズリーグで決勝進出を逃したばかり。このままシーズンを終えるわけにはいかないはずだ。桁外れに強烈なサポーターが待ち受ける敵地へ乗り込むミラノだが、石川は、「相手は全力で向かってくるはず。僕らは集中と自信を維持して、力を出し切きらなければいけない」と冷静だ。

 闘志を秘め熱く語る27歳の過去・現在・未来にも興味を抱くロテッリ氏から続投が決まった日本代表の主将は日の丸を身に着ける意味を尋ねられた石川は、「“名誉”。普段、日本で試合をすることがなく機会は代表戦だけなので幸せなことであり、イタリアで成長した自分を見せることのできる場だと思っている」と即答。

 愛知県の名門、星城高校でインターハイ、国体と春高を2年連続で制覇し、史上初の6冠を成し遂げた日本の逸材は、自らのポテンシャルに気づいた時期を問われ、「18歳の頃かな。けれど、イタリアでプレーすることは、まったく予想していなかった。それを明確になったのは、20歳の時だった」と回想。「怖さはなかったが、チームメートがどれほどすごい選手なのか、全く知識がなく、ただ強い好奇心に突き動かされてイタリアに来た。そして、ここは僕を計り切れないほど成長させてくれた」と明かした。
 
 そして、将来については、「うーん、分かりません。今の時点で言えることはない。日本やポーランドでプレーすることも頭にあるが、最高にハイレベルなイタリアを選び戦い続けてきたので、この地でリーグ優勝を果たしたい思いがある」と胸の内を語った。

 30分にわたり、同氏が機関銃のごとく繰り出した早口のイタリア語に、難なく対応。同国8シーズン目の貫録には感服の一言だ。

 今、主戦場としてきた世界屈指のリーグで4強入りを狙い大一番へ挑む石川。大好きだと話した“結束の強いチーム・ミラノ”を率いて、新たな1ページを刻んで欲しい。運命の決戦は日本時間4月11日午前1時に火ぶたが切られる。

構成●THE DIGEST編集部
 
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