また、2人はレッドブル昇格のための“登竜門”としてのアルファタウリ・チーム内対決にも触れ、コロネルは「ユウキはよくやっている」と評価し、ディマーズ氏は「ユウキにとって、ニックを上回っているのは、プロモーションや評判の上でも非常に良いことだ。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)との対決では、ガスリーの圧勝だった。昨季は幾らか差が縮んだとはいえ、優劣に変わりはなかった。しかし今、ユウキはミスが減り、無線で罵声を上げることもなくなった。彼は多くを学んだ」と、成長ぶりをも強調した。
ただ、デ・フリースへの擁護も忘れず、このジャーナリストは「アルファタウリが、ニックは経験もあり、実績もあるということで、最初から何でもできると見誤ったのかもしれない。もちろん、彼はラップタイムをコンマ3、4、5秒とコンスタントに削っていく必要があるが……」と指摘し、コロネルは「ニックにはもう少し時間を与える必要がある。今のF1は走行機会やテストが少ないのが問題だ。彼は、ユウキと同じぐらいに良いドライバーだ。少なくとも4、5レースは走らなければ、判断は難しい」と語っている。
ディマーズ氏はまた、レッドブルが「フェルスタッペンのような誰かを探し求めている」と語った上で、「私は、17歳でF1に乗り、トロロッソでの最初のレースでは運悪くポイントを獲得できなかったドライバーを知っている。それがフェルスタッペンであり、彼は別次元のレベルにある」と指摘し、この2028年までレッドブルと契約を結んでいる最強のオランダ人が別格であることを強調。角田であれ、デ・フリースであれ、アルボンであれ(彼は経験済み)、レッドブルに昇格すれば、苦労は必至だということだろう。
ちなみに、レッドブルのシートを2024年まで確保しているペレスについて、南米のニュースサイト『infobae』が報じたところによると、このメキシコ人ドライバーがフェルスタッペン優先のチーム内で不利な立場に置かれているという噂が流れているが、父親のアントニオ・ペレス・ガリベイがこれを完全否定し、さらに彼の息子が契約満了後もF1での活動を継続することを考えていると明かした。
過去数年の中では、フェルスタッペンに最も近づいたチームメイトであるペレスの、2025年以降の去就も気になるところだが、彼のシートを空けることになった場合、角田がその後釜としての第一候補として名乗りを上げるために、現在の評価を保つだけでなく、さらなる実績を残す必要があるだろう。その意味で、彼のパフォーマンスのさらなる向上、そして現在最弱といわれるアルファタウリがどこまでアップデートを図れるか、こちらの動向も非常に気になるところである。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ラスト周回は追い抜き禁止でフィニッシュ! 角田が10位入賞
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ただ、デ・フリースへの擁護も忘れず、このジャーナリストは「アルファタウリが、ニックは経験もあり、実績もあるということで、最初から何でもできると見誤ったのかもしれない。もちろん、彼はラップタイムをコンマ3、4、5秒とコンスタントに削っていく必要があるが……」と指摘し、コロネルは「ニックにはもう少し時間を与える必要がある。今のF1は走行機会やテストが少ないのが問題だ。彼は、ユウキと同じぐらいに良いドライバーだ。少なくとも4、5レースは走らなければ、判断は難しい」と語っている。
ディマーズ氏はまた、レッドブルが「フェルスタッペンのような誰かを探し求めている」と語った上で、「私は、17歳でF1に乗り、トロロッソでの最初のレースでは運悪くポイントを獲得できなかったドライバーを知っている。それがフェルスタッペンであり、彼は別次元のレベルにある」と指摘し、この2028年までレッドブルと契約を結んでいる最強のオランダ人が別格であることを強調。角田であれ、デ・フリースであれ、アルボンであれ(彼は経験済み)、レッドブルに昇格すれば、苦労は必至だということだろう。
ちなみに、レッドブルのシートを2024年まで確保しているペレスについて、南米のニュースサイト『infobae』が報じたところによると、このメキシコ人ドライバーがフェルスタッペン優先のチーム内で不利な立場に置かれているという噂が流れているが、父親のアントニオ・ペレス・ガリベイがこれを完全否定し、さらに彼の息子が契約満了後もF1での活動を継続することを考えていると明かした。
過去数年の中では、フェルスタッペンに最も近づいたチームメイトであるペレスの、2025年以降の去就も気になるところだが、彼のシートを空けることになった場合、角田がその後釜としての第一候補として名乗りを上げるために、現在の評価を保つだけでなく、さらなる実績を残す必要があるだろう。その意味で、彼のパフォーマンスのさらなる向上、そして現在最弱といわれるアルファタウリがどこまでアップデートを図れるか、こちらの動向も非常に気になるところである。
構成●THE DIGEST編集部
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