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モータースポーツ

「昨季はF1を楽しめなかった」角田裕毅が今季の“変化”を独専門メディアに激白!好調を支える“敏腕”マネージャーとは?

THE DIGEST編集部

2023.05.17

 このように明かした角田は、今季を迎えるにあたって「何かを変える必要があった」と語った。

「昨季までは、レースウィークが終わった後、特に予選について『もっと上手くやれたはず』と感じていました。そして3年目の今季は、あらゆることが起こり得ます。もしこれまで通りのことが続くなら、シートを失ってしまうでしょう」

 自らの置かれた状況の厳しさを承知しながらも、彼は精神的に平穏さを保てている理由を、今季よりマネージャーに迎えた宮川マリオ氏の存在を挙げる。同氏はかつて、ジャン・アレジや小林可夢偉のマネージャーを務めた、スポーツマネジメントの経験豊富なトリノ生まれの日伊ハーフである。

「マリオさんのおかげで、もう何も心配することはありません。僕の仕事はシンプルなもので、速く走り、結果を出すだけです。楽しんでベストを尽くすこと。たとえ順位を失ったとしても、ベストを尽くしたのであれば、それが救いになる」

「その姿勢が、僕を強くしてくれます。できるだけ余裕を持ち、リラックスしようと心掛けていますが、同時に楽しみながら良いパフォーマンスを発揮したいと思っています」
 
 そして、今季の戦いについては「非常にエキサイティングです」と自信を深めている。角田は「ポイント争いで我々が狙えるポジションは2つだけだからです」として、レッドブル、フェラーリ、アストンマーティン、メルセデスの4強が8位までを占める状況で、中団争いを展開するチームがポイントを奪い合う状況であることを示し、「9、10位は、中堅チームにとって昨季よりもはるかに価値があり、チームにとって1、2点を獲得することは大きな意味を持ちます」と強調した。

 心身を改善したことで、持ち前のドライビングも安定して良さを発揮できるようになった角田。去就問題に心乱すことなく、レースだけに集中することで好結果を出し、周囲からの評価を上げているが、この好循環を維持すれば、チームからはこれまでよりもはるかに早く、来季以降に向けてのオファーが届くことになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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