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モータースポーツ

新体制下でのドライバーは!? ホンダが2026年からのF1復帰&アストンマーティンとのワークス契約を発表!

THE DIGEST編集部

2023.05.25

 そして、新体制下でどのようなドライバーラインナップが組まれるかも気になるところだが、今季よりアストンマーティンに加入し、現時点でレッドブル勢に次いでチャンピオンシップ3位につけている41歳のフェルナンド・アロンソは、かつてマクラーレン・ホンダ時代に「GP2エンジンだ」と言い放った“因縁”があるが、三部社長は「過去のことと捉えています」と意に介さず、「天才的ドライバーで尊敬しています」と語った。
 
 また、ホンダということで角田裕毅(アルファタウリ)についても質問が上がり、HRCの渡辺康治社長は「3年先のことであり、最終的にチームが決定すること」としながらも、「我々の育成ドライバー出身ということで、今F1の中で活躍をしてくれて大変嬉しく思います。是非、(アストンマーティンのドライバー選びに)絡んでくれたら嬉しいなと思います」と思いを明かした。

 このニュースに対する現地メディアの反応を見ると、オランダのF1専門サイト『RN365』は「2009年からメルセデスからエンジン供給を受けているシルバーストンのチームは、またギアボックス、リアサスペンションなども、このドイツのメーカーのものを採用しているが、今回のホンダとのワークスパートナーシップにより、より自主性の機会を得ることになる」と報じている。

 アメリカのモータースポーツ専門メディア『RACER』は、「アストンマーティンが2026年からホンダのワークスチームとなるというニュースを過小評価してはならない。アストンマーティンにとって、チームがワークスサポートを受けるのはこれが初めてであり、ある種の賭けとなる」と予測し、以下のように続けた。

「ホンダはレッドブルとの提携で3年連続のチャンピオンシップ制覇に向けて十分な準備が整っているように見える。とはいえ、アストンマーティンには、同様の成功の保証はない。また、この日本のメーカーは、2021年末に撤退したように、F1への参戦に対しては反射的に後手、後手で決定を下す傾向があり、プロジェクトが瞬時に変更される可能性もある」

 最後に、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「10年前、ウィットマーシュがマクラーレンのチーム代表として、2015年のホンダとの新たな契約が『ビッグチームのひとつになるための基盤になる』と宣言したことを考えると、皮肉屋は嘲笑するかもしれないが、当時のマクラーレンと今回のアストンマーティンは全く異なる組織であり、後者は今上昇傾向にある」と指摘する。

 そして、「アストンマーティンは2026年、6つのワークスチームのひとつになる。ホンダとの提携は、2018年8月にローレンス・ストロール(現アストンマーティン会長)のコンソーシアムに買収されて以来、チームが成し遂げてきた目覚ましい進歩の最新のステップである」とも綴っており、全体的にはポジティブに捉えているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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