この流れのまま第3セットは序盤をリード。しかし、アタックのミスや被ブロックが続いた後、相手の緩急をつけた攻撃とエースで巻き返され中盤から状況が一変する。3点のビハインドを負ったところで、セッター柴田真果とOH和田由紀子を2枚替えで投入。ドイツのアタックが続けざまにラインを割り点差が縮まるが、日本は3選手の連続サーブミスで反撃の機会を手放し、2セット目を奪われてしまう。
後がない第4セットは、開始から3連続失点で苦しい展開。それでも、西村と林の好守から点差を詰め、山田のサーブを起点に再び守備で粘り5連続得点で逆転に成功する。以降、関の絶妙なトスワークでスピードに乗った多彩な攻撃を繰り広げ、リードを譲ることなくフルセットへ持ち込んだ。
ところが最終セット、イタリアで石川のチームメートとなるアルスマイヤーのサーブに苦戦し連続失点。続くリリーフサーバーにもレセプションを乱されて3-9と劣勢を強いられる。疲れが見え始めた井上に替えて起用した石川のサーブでエース1本を含む3連続ブレーク。2点差まで追い上げるが、古賀の被ブロック後に再びレセプションの安定を欠き、相手のマッチポイントで石川が放ったバックアタックがエンドラインを大きく外れて試合終了。ランキング下位に敗れ連勝を逃した。
古賀は試合最多タイの24得点(アタック20、ブロック2、エース2)、井上が20得点、林が12得点をともにアタックのみで記録。ミドルは、山田(アタック6、ブロック4)と荒木(アタック9、ブロック1)がそれぞれ10得点を挙げた。
チーム全体では両者ともにエース6本。日本がアタック決定数70本でドイツの65本を上回るも、ブロックは7本に対して相手に12本を許した。甲乙つけがたいハイレベルな守備を披露した両代表。頻発した長いラリーを1本先にものにしたドイツの決定力と粘り強さがわずかに勝る結果となった。
予選ラウンド4勝3敗とした日本代表は、ドイツが勝利数で上回ったため予選7位へ後退。現地6月17日の第2週最終戦では、同2位米国代表と対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】2023女子日本代表キャプテン・古賀紗理那を特集!
【画像】ネーションズリーグ2023女子日本代表、悔しさ残る中国戦の厳選ショット!
後がない第4セットは、開始から3連続失点で苦しい展開。それでも、西村と林の好守から点差を詰め、山田のサーブを起点に再び守備で粘り5連続得点で逆転に成功する。以降、関の絶妙なトスワークでスピードに乗った多彩な攻撃を繰り広げ、リードを譲ることなくフルセットへ持ち込んだ。
ところが最終セット、イタリアで石川のチームメートとなるアルスマイヤーのサーブに苦戦し連続失点。続くリリーフサーバーにもレセプションを乱されて3-9と劣勢を強いられる。疲れが見え始めた井上に替えて起用した石川のサーブでエース1本を含む3連続ブレーク。2点差まで追い上げるが、古賀の被ブロック後に再びレセプションの安定を欠き、相手のマッチポイントで石川が放ったバックアタックがエンドラインを大きく外れて試合終了。ランキング下位に敗れ連勝を逃した。
古賀は試合最多タイの24得点(アタック20、ブロック2、エース2)、井上が20得点、林が12得点をともにアタックのみで記録。ミドルは、山田(アタック6、ブロック4)と荒木(アタック9、ブロック1)がそれぞれ10得点を挙げた。
チーム全体では両者ともにエース6本。日本がアタック決定数70本でドイツの65本を上回るも、ブロックは7本に対して相手に12本を許した。甲乙つけがたいハイレベルな守備を披露した両代表。頻発した長いラリーを1本先にものにしたドイツの決定力と粘り強さがわずかに勝る結果となった。
予選ラウンド4勝3敗とした日本代表は、ドイツが勝利数で上回ったため予選7位へ後退。現地6月17日の第2週最終戦では、同2位米国代表と対戦する。
構成●THE DIGEST編集部
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