空力バランスを重視しながらも、高速サーキットゆえに空気抵抗を減らす必要もあり、「最高のラップタイムをもたらす妥協点を見つけようとしている」とも同氏は語ったが、これを報じた英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「混沌とした中団争いにおいて、このアップデートがアルファタウリをライバルたちにとっての脅威に変える可能性もある」と綴り、厳しい現状から大幅な改善もあり得ると見ているようだ。
  　イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、イギリスGPでのアルファタウリについて「角田と（ニック・）デ・フリースにとっての、シルバーストンでの真実の週末。彼らのミスだけでなく、入賞圏内を狙えない『AT04』によっても引き起こされたアップダウンの激しい週末（オーストリアGP）の後、イタリア・ファエンツァのチームは、2024年のためにも、コンストラクターズランキングにおける重要なポイントを狙っている」と報じている。

そして、フランスのモータースポーツ専門サイト『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』は、「アルファタウリは先週末、レッドブルリンクで再び苦汁を飲んだ。オーストリアでは何もかもが上手くいかなかったが、シルバーストンではどうだろうか？　中団争いを展開するチームはアップデートを予定しているが、アルファタウリも新しいパーツの恩恵も受けるかもしれない」と、チームの可能性について言及し、角田についても以下のように綴った。

「角田も、オーストリアでは再び悪い週末を過ごした。特に日曜日（決勝）のオープニングラップでは、２つの大きなミスを犯した。シルバーストンでは、とりわけサーキットから遠くないビスターに拠点を置くアルファタウリのエンジニアたちを喜ばせたいと考えていることだろう」

構成●THE DIGEST編集部
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