スペインのF１専門サイト『F1i.com』は、「おそらく角田の今季最悪のパフォーマンスであり、チームがライバルたちにどんどん遅れをとり、最下位という“深み”にどんどんはまっていく中で、劣悪な装備を彼に与えたチームを責めずにはいられない。彼は『もし、パッケージを上手く開発できれば、今後が楽しみだ』と語ったが、時としてこの『もし』という言葉は非常に重要だ」と、今後のチームの改善には懐疑的な姿勢を示し、採点は「５」を与えた。
 
　英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキングで各ドライバーを評価し、角田は実際の順位よりも高い11位。「ライバルの進歩のせいで、アップデートが期待したほどAT04の競争力を高められなかったことを考えると、角田は期待できる限りのことはやったと言えよう。僅差ながらチームメイトをリードし、セーフティカーのおかげで理想的ではないことが判明した戦略においても、堅実なレースを展開した。期待に応えられない車の中で、まともな仕事を果たした」と、寸評もポジティブなものとなっている。

　最後に、オランダのF１専門サイト『GPBLOG』はチーム単位での評価で、アルファタウリに対してはハースと並んで最下位の「４」。「同じグループでありながら、アルファタウリが絶対的に最悪の車を作る一方で、レッドブルがどうやって最高の車を作れているのか、という疑問が何度も残る。イタリア・チームの物語はますます悲しいものとなり、角田とニック・デ・フリースは、最下位のチームにおいて絶望的な結果に終わった。アップデートを経て、AT04はさらに悪化したようだ」と、こちらは終始厳しい内容だった。

構成●THE DIGEST編集部
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