各国の専門メディアの報道では、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』が復帰後の初レースとなったチームメイトのダニエル・リカルド（13位フィニッシュ）にも言及しながら、「リカルドにとっては、コースへの慣れと自信を取り戻すため、この実戦の70周もテストのためのフリー走行セッションに追加されることになった。一方、角田にとっては不運なレース。ソフトタイヤでスタートし、大きくポジションを上げたが、最終的には戦略を最大限に活かせなかった」と報じた。
  　また、フランスのモータースポーツ専門サイト『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』は、「F１に復帰したリカルドは、ハンガリーでまずまずのレースを見せ、チームメイトより３つ上の13位でフィニッシュ。オーストラリア人ドライバーはレース終了時、いつもの笑顔を見せた。一方、より良い結果を期待していた角田は、ミックスゾーンで動揺を隠さなかった」と綴っている。

　そして、イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、リカルドを「地味ながらもしっかりとリカバーを果たし、今回の復帰で彼が示そうとしている資質の一部が間違いなく垣間見えた」とポジティブに評しながら、「ただ15位フィニッシュのユウキとの比較は少しばかり的外れだ。この日本人ドライバーのレースは、最初のピットストップでタイムを失い、様相が一変してしまった」とも指摘した。

構成●THE DIGEST編集部
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