引き受けた理由は、いくつかある。
「キャスターをやったり、JVAの広報委員を務めたりして、ビーチバレーを含めバレーを応援する気持ちを、マイクを通して伝えていくのが私の役目だと思っていたのです。でも、ある意味、自分の中で一通り出来た、やり遂げることは出来たという思いもありました。アテネ、北京、ロンドン、リオと4回の五輪解説もさせていただいて、これ以上自分に何があるのかなと。解説を辞めることはありませんし、進む道を変えるわけでもありませんが、次の目標が出来るのなら、もう一足、わらじを履いてもいいのかな、と考えました」と、決断までを振り返る。
最終的に、決め手になったのは「ブレス浜松の本気度でした」という。
昨季のV2女子で最多の入場者数を記録するなど、市民球団として地域に愛されるチーム作りを展開。「勢いがあり、地元に愛されているチーム。フロントからも、選手からもSVリーグ入りに向け、本気で飛び出すという覚悟を感じました。ならば、私も本当に覚悟して何かをやってやろうじゃないか、と思いました」と大林さん。
リスクもあった。
「これまで、一つのチームに携わるということは、一切、やってこなかったんです。あえて、今ここでやることに関して、正直言ってリスクもあります。どうしてもそのチームの人になってしまうと、今まで選手に気軽に歩み寄れたところも、話をする時にはちょっと意識をしてあげないといけないのかなと思います」
トップカテゴリー入りを目指し、しのぎを削るライバルチーム。これまで常に公平な立場でバレーを応援してきた大林さんならではの心配は、杞憂に終わった。初めてブレス浜松のGMとして訪れた大会となったサマーリーグ会場で、他チームの関係者や指導者、選手らはこれまで通り、大林さんを迎え入れてくれた。
3部にあたるV3に今季から参戦する「アルテミス北海道」の成田(旧姓大懸)郁久美監督とは、アトランタ五輪で戦ったチームメート。就任2年でのスピード昇格をねぎらい、互いのチームの健闘を誓い合った。
GMという肩書だが、通常のGMとは違ってチームの強化や育成方針などの決定権は持たない。週に2日ほどの浜松滞在時には、約250社のスポンサーを回り、今後のチームの活動方針などを説明し、継続した支援をお願いしている。
「現役時代は日立や東洋紡という企業スポーツのチームに所属していましたから、他の企業に挨拶にうかがうという発想はありませんでした。スポンサーさんやパートナーさんに支えられているチームなので、昨季のお礼と今シーズンの報告とお願いですね」
「キャスターをやったり、JVAの広報委員を務めたりして、ビーチバレーを含めバレーを応援する気持ちを、マイクを通して伝えていくのが私の役目だと思っていたのです。でも、ある意味、自分の中で一通り出来た、やり遂げることは出来たという思いもありました。アテネ、北京、ロンドン、リオと4回の五輪解説もさせていただいて、これ以上自分に何があるのかなと。解説を辞めることはありませんし、進む道を変えるわけでもありませんが、次の目標が出来るのなら、もう一足、わらじを履いてもいいのかな、と考えました」と、決断までを振り返る。
最終的に、決め手になったのは「ブレス浜松の本気度でした」という。
昨季のV2女子で最多の入場者数を記録するなど、市民球団として地域に愛されるチーム作りを展開。「勢いがあり、地元に愛されているチーム。フロントからも、選手からもSVリーグ入りに向け、本気で飛び出すという覚悟を感じました。ならば、私も本当に覚悟して何かをやってやろうじゃないか、と思いました」と大林さん。
リスクもあった。
「これまで、一つのチームに携わるということは、一切、やってこなかったんです。あえて、今ここでやることに関して、正直言ってリスクもあります。どうしてもそのチームの人になってしまうと、今まで選手に気軽に歩み寄れたところも、話をする時にはちょっと意識をしてあげないといけないのかなと思います」
トップカテゴリー入りを目指し、しのぎを削るライバルチーム。これまで常に公平な立場でバレーを応援してきた大林さんならではの心配は、杞憂に終わった。初めてブレス浜松のGMとして訪れた大会となったサマーリーグ会場で、他チームの関係者や指導者、選手らはこれまで通り、大林さんを迎え入れてくれた。
3部にあたるV3に今季から参戦する「アルテミス北海道」の成田(旧姓大懸)郁久美監督とは、アトランタ五輪で戦ったチームメート。就任2年でのスピード昇格をねぎらい、互いのチームの健闘を誓い合った。
GMという肩書だが、通常のGMとは違ってチームの強化や育成方針などの決定権は持たない。週に2日ほどの浜松滞在時には、約250社のスポンサーを回り、今後のチームの活動方針などを説明し、継続した支援をお願いしている。
「現役時代は日立や東洋紡という企業スポーツのチームに所属していましたから、他の企業に挨拶にうかがうという発想はありませんでした。スポンサーさんやパートナーさんに支えられているチームなので、昨季のお礼と今シーズンの報告とお願いですね」
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