西田は大会を通じてチーム4位の134得点を挙げたものの、肩や腰などのコンディション不良で思い通りのプレーが出来なかっただけに、不幸な出来事は自身を突き動かす大きな要因になったようだ。
スポーツ界では今年3月、日本野球機構(NPB)と12球団、日本プロ野球選手会が「プロ野球ファンのみなさまへ」と題して、SNSなどへの投稿についてのお願いを発表した。
「昨シーズンはSNS等において、懸命にプレーする選手に対する誹謗中傷、侮辱や脅迫等の心ない行為が相次ぎました。選手の家族や監督、コーチ、球団スタッフ、審判員を含む関係者への誹謗中傷等も発生し、今春のキャンプイン後もその兆候は続いています。これらの誹謗中傷等を受けた人たちは、大きな不安と恐怖、そして深い悲しみを抱え、試合や私生活に支障が生じてしまう例も出ています」と明かし、誹謗中傷等に対しては「発信者情報開示請求等の法的措置を講じ、専門家や警察などの関係機関と連携するなどして、これまで以上に断固とした対応をとってまいります」と警告を発した。
V機構では、まだ誹謗中傷に組織としてどのように対処していくか、方針は出されていないが、パナソニック パンサーズは「具体的な事例はありませんが、所属する選手がプレーに集中できる環境を整え、守っていきます」(広報担当者)という。
「(誹謗中傷を)書く人は書くと思う。特にこれが出たから、というのでなく。ゼロには出来ないけれど、少なくは出来ます」
声を挙げることによるリスクはある。しかし、豪快に相手コートにアタックを打ち込むプレースタイルと同様に、堂々と立ち向かう。
文●北野正樹(フリーライター)
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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「昨シーズンはSNS等において、懸命にプレーする選手に対する誹謗中傷、侮辱や脅迫等の心ない行為が相次ぎました。選手の家族や監督、コーチ、球団スタッフ、審判員を含む関係者への誹謗中傷等も発生し、今春のキャンプイン後もその兆候は続いています。これらの誹謗中傷等を受けた人たちは、大きな不安と恐怖、そして深い悲しみを抱え、試合や私生活に支障が生じてしまう例も出ています」と明かし、誹謗中傷等に対しては「発信者情報開示請求等の法的措置を講じ、専門家や警察などの関係機関と連携するなどして、これまで以上に断固とした対応をとってまいります」と警告を発した。
V機構では、まだ誹謗中傷に組織としてどのように対処していくか、方針は出されていないが、パナソニック パンサーズは「具体的な事例はありませんが、所属する選手がプレーに集中できる環境を整え、守っていきます」(広報担当者)という。
「(誹謗中傷を)書く人は書くと思う。特にこれが出たから、というのでなく。ゼロには出来ないけれど、少なくは出来ます」
声を挙げることによるリスクはある。しかし、豪快に相手コートにアタックを打ち込むプレースタイルと同様に、堂々と立ち向かう。
文●北野正樹(フリーライター)
【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。
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