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「昇格できるかどうか考えても無駄」角田裕毅、レッドブルや恩師への想いを吐露! 全チームに「自分の価値を示す」とポイント獲得への意欲も

THE DIGEST編集部

2023.09.08

 彼は、昨季までのチームメイトで、2020年イタリアGP優勝を飾るなど、アルファタウリでしっかり実績を築いたピエール・ガスリーの軌跡を辿ることを理想としているようであり、「まさに、それが必要です。過去2年間、僕はドライバーとして十分に成長できなかったと思います。みんながピエールに何ができるかを見始めたのに対して、僕はそれを示せず、良いパフォーマンスを発揮できませんでした。今、車は上手くパフォーマンスを発揮しにくい状態ですが、人々が僕の実力を見てくれているのは良いことです」と指摘した。
 
 そんな彼にとって、常々「若いドライバーがF1に慣れるには、少なくとも3年は必要だ」と訴え、信頼を寄せ続けてくれたフランツ・トスト代表は特別な存在であり、「チャンスを与えてくれたことは、大きなことでした。今季は、フランツのチームでの最後の年であり、彼のためにも上手く走りたかったです。彼がいなければ、僕はここにいないでしょう。だから、感謝の気持ちを込めて、上手く走りたいと思っています。少なくとも、アブダビのレースの終わりに、彼が心から笑顔になれることを願っています!」と想いを明かしている。

 自身の未来のため、そして恩師のためにも、重要となる今季の残りのレースで、角田がいかなるドライビングを見せるかが楽しみだ。『Motorsport.NEXTGEN-AUTO.com』では、今季チームメイトが様々な理由で頻繁に変わることに対して、「問題ありません。結局のところ、自分のやるべきことに集中することが必要だからです。やるべきことはこれまでと同じ、つまりポイントを獲得することです」と意に介さず。何事にも動じない23歳、頼もしい限りである。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】フェルスタッペンの強さが際立ったイタリアGP決勝

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