フィンランド代表のジョエル・バンクス監督は同国バレーボール協会のインタビューに応え、「これ以上ない悔しさと無念さがこみあげている。歴史的な勝利まであと少しだったが、日本が母国の観客の前で歓喜することになった。我々は最後まであきらめなかったが、日本が世界トップ５のレベルを示す結果となった」とコメント。
  　さらに同監督は、「勝敗を左右する重要な局面で明らかだった違いは、積み上げてきた経験の差にほかならない。我々がそれを獲得するためには、ネーションズリーグ銅メダリストである日本のようなトップチームと戦いを重ねていく必要がある」と近年まで上位勢との対戦で日本が幾度も味わった“あと一歩”の壁を思わせるコメントを残した。

　世界ランクで４位ブラジルとおよそ５ポイント差に迫る龍神NIPPON。挑戦者に“あと一歩”を譲らなかったことは、さらなるステップアップの証と言える。それでも、チームはこの試合の内容に満足していないはず。今夜の
19位エジプトとの対戦で快勝を収めてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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