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群雄割拠の電撃6ハロン戦は”短距離王国”の安田隆行厩舎が送り出すアグリを激推し!【スプリンターズS】

三好達彦

2023.10.01

 対抗格に推したいのは2頭。一昨年の本レースの覇者ピクシーナイト(牡5歳/栗東・音無秀孝厩舎と、着々と力をつけていたママコチャ(牝4歳/栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 前者のピクシーナイトは、スプリンターズステークスで落馬の憂き目に遭うなど低迷を続けていたが、次走のセントウルステークスではゲートで出遅れながらも、勝ち馬と0秒5差の8着となり、久々に”らしい”競馬を見せた。そして今回からは、より集中力を高めるためにブリンカーを着用。調教に騎乗した元コンビの福永祐一調教師も、「良化の兆しが感じられたし、あと一段上がってくれれば、という感じ」と述べている。ブリンカー効果で復活があるかどうか。

 後者のママコチャは、毛色は鹿毛だが、白毛のGⅠ馬として知られるソダシの全妹。今春の重賞2戦は頭打ちかと思われたが、夏の休養を経て臨んだ北九州記念(GⅢ、小倉・芝1200m)で2着に健闘。本格化を思わせる走りで、ひと叩きされてさらなる上昇が見込めそうだ。斤量の56㎏はラクではないが、それを込みにしても魅力は十分だ。

 その他、押さえておきたいのは、前記のナムラクレア、今春の高松宮記念で4着に入ったナランフレグ(牡7歳/美浦・宗像義忠厩舎)、中山コースで〔2・0・1・0〕の良績を残し、逃げられればしぶといジャスパークローネ(牡4歳/栗東・森秀行厩舎)を挙げておく。
 
 最後に”とっておきの穴馬”を1頭。夏の函館スプリントステークス(GⅢ、函館・芝1200m)を制したロードカナロア産駒、キミワクイーン(牝4歳/美浦・奥村武厩舎)だ。

 前からでも後ろからでも競馬ができる自在性が魅力で、中山は〔1・1・0・1〕の実績を残す得意コース。函館スプリントステークスで好感触を得ている横山武史騎手の乗り方ひとつで大駆けがあっても驚けない。

 人気が拮抗しているため、単勝1番人気でも高めのオッズがつくのは必然で、それを買って眺めるのもよし。逆に大穴を狙うもよし。秋のGⅠシリーズの開幕を存分に楽しみたい。

文●三好達彦

【動画】電撃の6ハロン戦!昨年のスプリンターズSをチェック

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