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マラソン・駅伝

2年連続の“駅伝3冠”を目指す駒大の対抗馬は? 吉居兄弟を擁する中大は出雲初Vが視界に! 三大駅伝別に戦力分析

酒井政人

2023.10.08

 11月5日の全日本は中大と國學院大に注目したい。中大は前回、中野と溜池が欠場して、吉居大和が帯状疱疹を発症した影響で6区にまわった。万全なオーダーを組むことができれば、駒大と十分に対峙できる。エース吉居大和の区間で大量リードを奪って、逃げ切りたい。

 國學院大は今季10000mで平林清澄が27分55秒15、山本歩夢(ともに3年)が28分16秒92、青木瑠郁が28分32秒90、上原琉翔(ともに2年)が28分36秒44をマーク。日本インカレ10000mは主将・伊地知賢造(4年)が日本人トップ(8位)を飾っている。全日本は2年連続で7区と8区を平林と伊地知が担当。6区までに大きく引き離されなければ、終盤区間での“大逆転”があるかもしれない。
 
 箱根は前回2位の中大が28年ぶりの総合優勝を狙っている。“山”は駒大優位だが、前回の往路メンバー5名全員が残っているのが強み。特に吉居大和は2年連続で箱根路を爆走。絶対エースの区間で駒大に“大勝”できると久々の歓喜が待っている。

 國學院大は2区(平林)と5区(伊地知)の主要区間に経験者がいる。両区間で駒大を上回ることができれば初優勝に近づけるはずだ。創価大は2区にケニア人留学生、5区に東海大から転入した吉田響(3年)の起用が濃厚。吉田が「山の神」と呼ばれるような大活躍を見せれば、2021年大会の“再現”ができるだろう。

 今季の三大駅伝はどんなドラマが待っているのか。学生ランナーたちのタスキをつなぐ青春物語が間もなく始まる──。

文●酒井政人

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