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マラソン・駅伝

「密室談合体質は変わらないだろうな」原晋監督が関東学連に物申す! “組織の闇”を暴露した川内優輝に指揮官が賛同

THE DIGEST編集部

2023.08.03

青山学院大の原監督が関東学連の問題点を指摘した。写真:JMPA

青山学院大の原監督が関東学連の問題点を指摘した。写真:JMPA

 来年1月に開催される第100回箱根駅伝の予選会には全国の大学から参加可能になる。それと同時に学生連合チームは編成しないことが関東学生陸上競技連盟によって取り決められた。

 学習院大学時代に関東学生連合(旧関東学連選抜)として箱根駅伝を走り、現在はプロランナーとして活躍する川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は、「100回記念大会だけの『#箱根駅伝 全国化』は『 #学生連合 チーム廃止』に注目を集めさせないために同時期に発表したのかな、と勘繰ってしまいます」とX(旧Twitter)で本音を綴り、以下のように続けた。

「関東学連幹部が本当にやりたかったことは『箱根駅伝全国化』でなく、『10年前のリベンジ(学生連合チーム廃止)』だったのかもしれないですね」

 そして「関東学連幹部の変化(10年前→今)。会長→名誉会長。副会長→会長。総務委員長→副会長。学生幹事長や学生幹事は学生なので変わりますが、関東学連幹部は役職は違うものの同じようなメンバーが残っています。10年前に学連選抜チーム存続派の学生達が議論したのは当時の会長と総務委員長が中心でした」と事実を記したのだ。
 
 これに青山学院大学陸上競技部長距離の原晋監督が反応。「まさに、この構造こそ関東学連の闇なんだよな!? 一般的な会社組織のように内部で出世争いするものではないのが、法人格を持たない互助会組織である関東学連。本来の姿は役員は加盟校の持ち回り。この構造がかわらなければ、密室談合体質は変わらないだろうな!?」と不満を漏らしたうえで、「学生が輝く場になる事を期待する!」と期待を寄せた。

 前日には「議論の場が設けられず学生連合の廃止が決まった」という報道に「学生会議もそうなんだ?!」と驚きを示しつつ、「箱根駅伝監督会議開催も年4回のみ。それも決定事項報告の場」と現状を明かしていた指揮官。「10年近く正式な場で監督会議を月一開催し様々な課題に対し議論する場が必要と提案しても未だ見直しされない。皆さんどう思われますかこの対応この体質!?」とファンに投げかけていた。

構成●THE DIGEST編集部

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