アルファタウリや角田に対する各国専門メディアの報道を見ると、ブラジルのF１専門サイト『F1MANIA』は「アルファタウリはカタールGPのスプリントにおいて、期待通りのパフォーマンスを発揮できず、ユウキは12位に終わり、リアム（・ローソン）はリタイアを余儀なくされた」と総括した。
  　一方、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、角田について「彼は18番グリッドからスタートするスプリントに対して、あまり期待を抱いておらず、実際にアルファタウリのドライバーは、困難なレースをポイント圏外で終えた。しかし彼は明日のメインレースで、今日学んだことを活かせるのを期待している」と、あくまでも決勝に主眼を置いていたことを強調している。

　そして、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、スプリントを「アルファタウリの忘れるべき土曜日」と表現。「この土曜日は、角田とローソンにとって失望の１日となった。ローソンはいきなりミスを犯してレースをグラベルの上で終了。日本人ドライバーもポイント獲得圏外でレースを終えたが、こちらは決勝に向けてデータ収集とセットアップの最適化に焦点を当てていた」と綴った。

　同メディアは、予選の角田を「素晴らしいパフォーマンスを披露。シーズン中盤には波があったものの、力強い成長を遂げたユウキは、ロサイルでの金曜日、Q３進出には僅差で手が届かない11番グリッドを獲得。これは、日曜日に期待をかけるポジションである」と高評価しており、スプリントでの“準備”も済ませた彼のレースに注目している。

構成●THE DIGEST編集部
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