同採点の『TOTAL MOTORSPORT』は、「AT04のスピード不足と長すぎるステイアウトが、角田が再び自身の過失なしにポイント圏外でフィニッシュする原因となった」と、チームと車の問題を指摘。『MOTORSPORT WEEK』は採点を「5.5」とし、角田の厳しい週末を総括している。
 
「アルファタウリがカタールではなかなか調子を上げられなかったことで、角田にとっては目立たない週末となった。シュートアウトでQ１敗退を喫し、スプリントはわずかなタイム差で成功を逃した。そして決勝では、車の実際のスピード（遅さ）が出てしまい、スタート時の11番手からの後退を強いられた」

　イギリスのスポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ユウキとっての力強い週末。スプリント・シュートアウトを除けば、この日本人ドライバーはカタールで強力な走りを見せ、ダニエル・リカルドが復帰する前の最後のグランプリでローソンを打ち負かし、成功を収めた」とポジティブに評し、こちらは「７」という高採点を与えた。

　続いて、オランダのモータースポーツ専門サイト『GPBLOG』の採点は「５」止まりで、寸評も「アルファタウリはカタールで速さに欠けた。角田はスプリントと決勝レースの両方でポイントを獲得できなかった」とネガティブな内容に終始。それでも、同メディアによる彼の今季の平均採点は「6.8」と、ルイス・ハミルトン（メルセデス）と並んで６番目の成績であり、改めて今季の角田のパフォーマンスの高さと安定ぶりが窺える。

　スペインのF１専門サイト『F1i.com』は、「ユウキは予選でQ３進出を逃したが、全体的なパフォーマンスや11位に入れたことには満足できた。しかし、スプリントは失望に満ち、多くのリタイアがあったこのレースでも、ポイントを争うためには競争力に欠けた。決勝でも前半は力を発揮したが、ハードタイヤに切り替えた後半は効果が出なかった。リズムを見つけるのに苦しみ、ポイントを争うために必要なストレートスピードも不足していた」と振り返ったが、採点は「６」だった。