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モータースポーツ

角田裕毅、来週末の舞台メキシコのメディアに対し「初ポイント獲得は可能」と自信! 復帰同僚には「彼から多くのことを学んだ」

THE DIGEST編集部

2023.10.20

 そんな角田が最も尊敬するドライバーは、「フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)です。彼はどんな状況やコンディションにも適応できるし、そのドライビングスキルも印象的であり、またどのレースでも一貫性を持っています」と、今季は新天地で抜群の存在感を示している最年長ドライバーの名を挙げた。
 

 好きなサーキットを訊かれると、「鈴鹿です。ハイスピードコースで、高速のカーブが多く、F1だけが可能なものをここでは感じることができます。速く走るためには、鋭い洞察力を必要とします。何度も走りましたが、飽きることがありません」と母国のコースを挙げたが、メキシコの「アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス」についても「好きなコースで、いつも楽しんで走っています」と言及することを忘れていない。

 ドライビングにおける最大の強みを「ブレーキング」と回答し、「最も恐れること」については「後悔することです。車から降りた時、100%の力を尽くさなかったことで、何かできたはずだと後で感じることが怖いです」という23歳は、「F1で直面した最大の課題」を「とりわけ困難な時期に、自身の態度と行動を切り替えること」だとした。

 他にも、パーソナルな質問を受け、F1ドライバーにならなかったら「サッカー選手かシェフ」になっていただろうと答え、メキシコの食べ物が大好きで、どんなタコスでも大歓迎というお馴染みの食いしん坊ぶりを発揮。F1でワールドチャンピオンになるのが最大の夢で、周囲の人々が幸せであることを見るのが自身の幸せでもあるという角田は、最後に今季のメキシコGPへの期待を口にしている。

「まだ、メキシコではポイントを獲得したことがありませんが(過去2年はいずれも決勝リタイア)、今季はそれが可能だと思います。サーキットの雰囲気も好きで、特にファンは最高です。彼らは非常に情熱的であり、僕らに対しても友好的で、このスポーツへの愛情の強さを感じることができます」

 来週末、メキシコシティでのレースで大観衆の視線の多くは、地元の英雄であるチェコ・ペレスに注がれることになるだろうが、その中で若き日本人ドライバーは好パフォーマンスを発揮しながら、中米の地で初のポイント獲得を成し遂げられるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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