ロンバルディア州の日刊紙『IL GIORNO』の全国向けWEB版も、「開幕戦で好調な攻撃と特にサーブ力が光ったタカハシは、第２節でも司令塔カショパ（フェルナンド・ジル クレリン/ブラジル代表）から厚い信頼を受けていた」とコート上で放つ存在感についても伝えている。試合終了時のアタック決定率は65％。全体２位となる１４得点（アタック13、ブロック１）を挙げ、定評のある守備でもレセプション（A+Bパス）でチームベストの成功率67％を記録した。

　サッカーしかり、イタリアでは敗戦側の選手が高評価を得るのは稀だ。つまり、高橋は自らのパフォーマンスで厳しい目を持つメディアを納得させたと言えるだろう。
  　試合後、オンコートインタビューに英語で応じた高橋は、「ペルージャ戦ということで、自分的には少しプレッシャーがありました。けれど、チームとしてはとても良かったです。セットの最後に気持ちで押し切るメンタリティが必要だったと感じていて、強化すべき点だと思っています」とコメントした。

　高橋への注目度が急上昇しそうな今シーズン。バレーボール大国が驚く活躍を大いに期待したい。

　モンツァの次戦は、またもや強豪との対戦。第３節（日本時間11月６日午前２時開始予定）で、ヴァルサグループ・モデナとのアウェー戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

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