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モータースポーツ

角田裕毅、初走行のラスベガスGPへ「バクーに似ている」と楽観的! ラスト2戦でウィリアムズとの7ポイント差を逆転できるか

THE DIGEST編集部

2023.11.16

 変則的に初日が木曜日で(2日目以降はこれまで同様に土、日曜日)、全セッションがナイターで開催されるこのレースウィークについて、彼は詳細にも言及し、「このレースに向けての大きな注目点は、夜になってコース上で非常に寒くなる可能性があることです。もちろん、エンジニアはこれについて調べていますが、全ての車に対して確実に影響を与えます。特に予選では、タイヤのウォームアップ方法や挙動にも影響するでしょう」と指摘する。
 
「シミュレーターでたくさんのラップを走り、チームもコースに関するデータを元にシミュレーションを行なっていますが、タイヤと路面からどれだけのグリップが得られるかは予測がつきません。全てが未知数ですが、チームは多くのデータを収集して分析するなど準備してきたので、フリー走行1回目に向け、かなりコースに対する理解を深められると思います」とも語った角田は、路面についても以下のように説明した。

「路面が摩耗している場合、長いストレートに向けて、比較的低いダウンフォース設定が機能するはずです。低ダウンフォースでの走行は、その状況でかなりのタイムを出せるし、摩耗した路面もタイヤのウォームアップに役立ちます。しかし、路面が非常に滑らかな場合は、より高いダウンフォースが必要かもしれません。その答えを知るには、FP1まで待たなければなりません。とにかく、車の中で寒さを感じることだけは避けたいです」

また、ラスベガス独特の特徴にも注目し、「もうひとつの興味深い要素は、『ストリップ』の(車や建物などの)動く照明です。他のナイトレースでは、コース外のライティングがそれほど多くないので、これは注目すべきものです。しかし、コースの照明は他の光を打ち消すほど明るいはずなので、ドライビングに影響はないと思います」と見解を示している。

 各国の専門メディアの報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「ユウキは2023年F1の終盤の戦いであるラスベガスGPでも、このところの良いパフォーマンスを維持したいと考えている。ファエンツァの日本人ドライバーは、メキシコで速さを示し、ブラジルではトップ10入りするなど、チームがオースティンで導入したアップデートの影響もあり、重要な進歩を遂げることができた。これが彼にとって、シーズンのフィナーレに向けて良い期待を持たせる要因となっている」と綴った。

 また、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「角田はアルファタウリの勢いを活かし、今週末、新たなポイントを獲得したいと考えている。このコースは全てのチームにとって未知のものであり、特別な挑戦が待っている。彼が狙うのは、現在ウィリアムズがつけているチャンピオンシップ7位の座だ。ポイント差は7だが、日本人ドライバーによれば、残り2レースで全てが可能だという」と、チーム対決にも注目している。

構成●THE DIGEST編集部

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