イギリスの日刊紙『The Telegraph』も同採点(9位)で、「デ・フリースとの競争では、角田が良いシーズンを送っているのかどうかが分かりにくかった。最初の5戦での、2回のトップ10(いずれも10位)と3回の11位という成績は、それが正しいことを示唆してはいたが、オランダ人ドライバーがチームを離れてからは、角田にとってF1での最高のシーズンであることが明らかになった」と綴り、さらに以下のように続けている。
「後半にはリカルド、そしてリアム・ローソンが、より厳しい競争相手となったが、大幅に改善されたAT04により、角田はシーズン最後の5戦で14ポイントを獲得してみせた。上位5チーム以外のドライバーで、それ以上の成績を上げたのはピエール・ガスリー(アルピーヌ)だけである」
スポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』のオーストラリア版は、ランキング形式で角田を 実際のドライバーズランキング(14位)より上の「13位」に選定。しかし、寸評では彼がチームにもたらしたものと同様、失ったものも少なくなかったことを、下記のように指摘している。
「ユウキはもっと、上位のポジションを獲得するべきだと主張できる。キャリアにおける重要なシーズンで、彼は3人のチームメイトとの比較で、良い成績を収めた。しかし、素晴しい高ポイントを挙げたレースが幾つかあった一方で、この日本人ドライバーには依然として、重要な一貫性が欠けていた。メキシコGPでは、オスカー・ピアストリとの愚かな接触で7位の座を失ったことで、コンストラクターズ・チャンピオンシップの7位争いでウィリアムズを打ち負かすために必要だったポイントよりも多くを取り逃すこととなった」
イギリスのF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、各レースでの採点の平均値によってランキングを作成。ここでは、角田は実際の順位より低い「15位」(平均採点は「6.32」)に終わったが、寸評は比較的にポジティブな内容のものとなった。
「ユウキの素晴らしいパフォーマンスは、そのドライビングスタイルの一部である数少ないミスと混ざり合っている。シーズン開幕後にAT04が十分に良くなかった時、彼はポイント獲得のために本当によく頑張ったが、結局、あと一歩のところでこれを逃すレースが幾つかあった。車が改善されると、『リカルドが負傷から復帰すれば角田を圧倒する』という見方が的外れであることが示され、日本人ドライバーはアブダビで素晴らしいレースを展開してシーズンを締めくくった」
最後に、イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田の今季を振り返る記事の中で、9月に契約延長が決定した彼が「レッドブルが2024年にローソンをフルタイムドライバーとして迎えるため、違約金を支払われてチームを追われる可能性もあった」と不安定な立場にあったことを伝えながらも、彼の今季のパフォーマンスを称賛している。
「それは間違いだった。角田はF1シートを維持するのに値する。2023年の彼のパフォーマンスがそれを証明し、さらにシーズン終盤の彼の走りがその主張を正当化した。もし、彼が完璧な仕事をしていれば、アルファタウリはチャンピオンシップで7位になれていたかもしれない。しかし、チームがそのような位置まで上昇できたのは、角田の功績によるところが大きいのも事実だ」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ラストラップで白熱の攻防戦! 最終戦アブダビGP決勝ハイライト
「後半にはリカルド、そしてリアム・ローソンが、より厳しい競争相手となったが、大幅に改善されたAT04により、角田はシーズン最後の5戦で14ポイントを獲得してみせた。上位5チーム以外のドライバーで、それ以上の成績を上げたのはピエール・ガスリー(アルピーヌ)だけである」
スポーツ専門チャンネル『FOX SPORTS』のオーストラリア版は、ランキング形式で角田を 実際のドライバーズランキング(14位)より上の「13位」に選定。しかし、寸評では彼がチームにもたらしたものと同様、失ったものも少なくなかったことを、下記のように指摘している。
「ユウキはもっと、上位のポジションを獲得するべきだと主張できる。キャリアにおける重要なシーズンで、彼は3人のチームメイトとの比較で、良い成績を収めた。しかし、素晴しい高ポイントを挙げたレースが幾つかあった一方で、この日本人ドライバーには依然として、重要な一貫性が欠けていた。メキシコGPでは、オスカー・ピアストリとの愚かな接触で7位の座を失ったことで、コンストラクターズ・チャンピオンシップの7位争いでウィリアムズを打ち負かすために必要だったポイントよりも多くを取り逃すこととなった」
イギリスのF1専門サイト『PLANETF1.COM』は、各レースでの採点の平均値によってランキングを作成。ここでは、角田は実際の順位より低い「15位」(平均採点は「6.32」)に終わったが、寸評は比較的にポジティブな内容のものとなった。
「ユウキの素晴らしいパフォーマンスは、そのドライビングスタイルの一部である数少ないミスと混ざり合っている。シーズン開幕後にAT04が十分に良くなかった時、彼はポイント獲得のために本当によく頑張ったが、結局、あと一歩のところでこれを逃すレースが幾つかあった。車が改善されると、『リカルドが負傷から復帰すれば角田を圧倒する』という見方が的外れであることが示され、日本人ドライバーはアブダビで素晴らしいレースを展開してシーズンを締めくくった」
最後に、イギリスのモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田の今季を振り返る記事の中で、9月に契約延長が決定した彼が「レッドブルが2024年にローソンをフルタイムドライバーとして迎えるため、違約金を支払われてチームを追われる可能性もあった」と不安定な立場にあったことを伝えながらも、彼の今季のパフォーマンスを称賛している。
「それは間違いだった。角田はF1シートを維持するのに値する。2023年の彼のパフォーマンスがそれを証明し、さらにシーズン終盤の彼の走りがその主張を正当化した。もし、彼が完璧な仕事をしていれば、アルファタウリはチャンピオンシップで7位になれていたかもしれない。しかし、チームがそのような位置まで上昇できたのは、角田の功績によるところが大きいのも事実だ」
構成●THE DIGEST編集部
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