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「偉大な主役のひとり」角田裕毅に世界各国から賛辞止まず! トスト代表に捧げる最終戦8位&トップ走行の偉業に「最高の形での別れ」

THE DIGEST編集部

2023.11.28

トスト代表とハグする角田。最終戦は8位に食い込んだ。(C) Getty Images

トスト代表とハグする角田。最終戦は8位に食い込んだ。(C) Getty Images

 F1最終戦のアブダビ・グランプリは11月26日に決勝が行なわれ、アルファタウリの角田裕毅は今季最高タイ(スプリントを除く)の8位入賞を果たした。

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 目標とするコンストラクターズ・チャンピオンシップでの7位浮上のために、できるだけ多くのポイントが欲しい角田は、自己最高の6番グリッドからスタート。順位を落とすもすぐに取り返し、長くポジションを守った上に、1ストップを選んだことでレース途中にはトップを長く走行。終盤でタイヤに限界が訪れたことで8番手まで落ちたが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)相手には一度は追い抜かれるも、直後に相手がスライドしたところを見逃さずに抜き返す意地を見せた。

 残念ながらチームの7位はならなかったが、自身の通算ポイントを17に伸ばしてドライバーズ・チャンピオンシップを14位で終えた彼は、大部分を上位で過ごした最終戦のレースをポジティブに捉え、自身のSNSには「何というシーズンの締めくくり方、そして素晴らしいフランツ(・トスト代表)への感謝の示し方。7位には届きませんでしたが、今日のレースには満足しています」と投稿している。

 チームのプレスリリース等を通しては、「ドライバー・オブ・ザ・デイに僕を投票してくれた皆さんに感謝します。厳しいレースでした。一時はトップ6以内で終われると思っていました。上手くいきませんでしたが、ステイアウトして1ストップ戦略を試みたことを後悔していません。全力を尽くしたので、自分自身に満足しています」と語り、さらにシーズンの総括、そして退任する恩師への言葉も忘れなかった。

「全体的に、楽しいシーズンでした。序盤は車のパフォーマンスに苦労しましたが、シーズンを通してステップアップすることができました。チームは7位に届きませんでしたが、(ファクトリーのある)ビスターとファエンツァのスタッフのおかげで、シーズン終盤には10位から8位に向上できました。同時に、特にメキシコでは、僕が犯したミスが幾つかあり、その代償を支払わされました。ウィリアムズは良い仕事をしたので、7位に値すると思います。そして僕は、彼らとのバトルを楽しめました」

「フランツさんに感謝します。この 3年間はとても楽しかったので、彼がいなくなると絶対に寂しくなるでしょう。成長する術についての彼のアドバイスがなかったら、僕がF1のキャリアにおいて、これほど進歩することはできなかったでしょう。彼には感謝していますし、今後も連絡を取り合うつもりです」
 
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