OHメルガレホの20得点（アタック16、エース３、ブロック１）を始め計４選手が二桁得点を挙げたほか、MBロセルがブロック７本（チーム全体12本）を決めるなど奮闘したが、勝点１に甘んじて６連勝（欧州大会２勝を含む）を逃すこととなった。チヴィタノーヴァが５位へ浮上し、ミラノは７位へ一歩後退。６位モデナと勝点１差で後続の８位パドヴァを４差で引き離している。
  　2013年からヴェローナのホーム戦で解説を務めるジャーナリストのジャンニ・ヴェロネージ氏は、現地メディアも注視する大黒柱の石川不在について、司令塔ポッロのオンコートインタビューで言及。「重要な選手であるイシカワを欠くなか、ミラノは調子を上げている。けれど、イシカワの存在があれば、チームは厚みを増すはずでは？」との問いかけに、ポッロは、「ユウキがいれば守備面でよりバランスをもたらしてくれることは絶対に間違いない」とコメントし、信頼を込めて復帰を願った。

　年内残り４試合（リーグ２試合、欧州２試合）へ向けて、ギアを上げたいミラノ。ディルリッチの完全復帰が間近と見られており、勢いに乗るためのラストピースは石川の復活と言えるだろう。

　ミラノの次節は、欧州大会CEVカップ／ラウンド８のファーストレグ。サルデーニャ島に会場を移して開催されるミッドウィークのホーム戦で、ギリシャリーグのPAOKテッサロニキと対戦する（日本時間12月14日午前３時開始予定）。

構成●THE DIGEST編集部

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