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2023年日本スポーツ界の衝撃10大ニュース! WBC制覇&大谷翔平に日本熱狂、日大アメフト問題、北口榛花が偉業...いろいろあった今年をひとまとめ!

THE DIGEST編集部

2023.12.31

 7位は今年の流行語大賞にも選出された“アレ”を合言葉に躍進を続け、38年ぶりの日本一を掴んだ阪神タイガース。就任1年目の岡田監督の下で、チームは圧倒的な強さでセ・リーグを制すると、迎えた日本シリーズでは連覇を狙ったオリックスを激戦の末に、4勝3敗で下した。
 
 6位に推した井上尚弥はボクシング史上二人目の偉業を成し遂げた。昨年12月バンタム級で主要4団体を制覇。すると、スーパーバンタム級に階級上げをした今年、7月にフルトンを破り2団体王者となると、12月26日に行なわれたタパレスとの4団体統一王座戦に臨み、見事10ラウンドKO勝ちを収めた。井上は米放送局ESPNが選出する「ファイター・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。

 5位は日大アメフト部の薬物事件。2018年の「悪質タックル問題」以降、地道に再建を図ってきたはずの同部が今夏、再び不祥事に揺れた。アメフト部寮内で違法薬物を所持したとして、8月5日に逮捕者ひとりが出ると、その後も2人が逮捕された。その後大学側は無期限の活動停止処分とするものの、二転三転とする対応が批判の的に。結局、大学は12月に理事会でアメフト部の「廃部」を決定した。

 陸上女子やり投の北口榛花の偉業達成を4位に。今年8月のブダペスト世界陸上で日本女子フィールド選手として史上初めて世界大会での金メダルを獲得した。北口は4位で臨んだ最終投てきで、66メートル73のビッグスローを見せ、大逆転での優勝を果たした。北口は陸上競技最高峰の大会、ダイヤモンドリーグでも年間チャンピオンとなり、日本陸連が選ぶアスリート・オブ・ザ・イヤーも獲得している。

 そしてトップ3には野球関連の出来事を選出。3位は2023年シーズン終了後にFAとなった大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースへ10年総額7億ドル(約1015億円)で移籍したビッグディールだ。2023年を通じて注目された大谷の移籍動向だったが、サッカーのリオネル・メッシを超えるプロスポーツ史上最大額の契約となり、会見で明かした飼い犬の名前“デコピン”も話題になった。その後、ドジャースはオリックスから山本由伸も12年総額3億2500万ドル(約463億円)で獲得。24年は日本人の強力タッグが見られることになる。

 2位には、23年も二刀流で異次元の活躍を見せた大谷の史上初“二度目の満票MVP”を選出。44本塁打で日本人初のホームラン王を獲得したスーパースターは、出塁率と長打率を合わせたOPSでも1.066と圧巻の成績でトップに君臨。投手でも2年連続の二桁勝利(10勝5敗)で改めて“二刀流スター”の偉大さを見せつけた。

 そして1位には、日本中を熱狂させたWBC優勝を選びたい。MLBで活躍を見せる大谷、ダルビッシュ有を軸に、22年三冠王の村上宗隆や同年に完全試合を達成した佐々木朗希、さらに今年3年連続沢村賞を獲得した山本らが合流したチームは予選プールから快進撃を見せた。準決勝ではメキシコを劇的な9回サヨナラで撃破、決勝では村上、岡本和真らのホームランでリードすると、最後はダルビッシュ、大谷の豪華リレーで3大会ぶり3度目の世界一を勝ち取った。MVPには投打で存在感を見せた大谷が選出され、2023年を通じた大活躍を予感させるシーズンの船出となった。

 様々な衝撃が生み出された2023年のスポーツ界。2024年にも大いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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