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フィギュア

「毎回魂をぶち込んで滑っている」羽生結弦が単独アイスショー『RE_PRAY』を完走! 千秋楽で万感の想いを吐露「自分の中ではオリンピックを取った勢い」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2024.02.20

全身全霊を込めて羽生は全12曲を滑り切った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

全身全霊を込めて羽生は全12曲を滑り切った。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 終盤、羽生は1月の佐賀公演から休まず「1日6時間ぐらい筋トレしてた」と明かし、会場を騒然とさせる場面も。その理由は「いつ終わってもいいぐらい、毎回毎回魂をぶち込んで滑っているつもりです」と語り、全身全霊でどの公演も取り組んできたと強調。「今日という日が皆さんの記憶、一粒の砂みたいなものでもいいんで。皆さんの感情が少しでも残ってくれたら嬉しいです」と願いを込めた。

 羽生はラスト3曲を滑る前に去年から始まった単独ツアーの感謝をひと通り述べると、海外から来日したファンや配信、ライブビューイングでの視聴者のために英語で答える至極なファンサービスまで披露した。
 
 公演終了後の取材対応では、「アイスストーリーは、あらためてきつい」と思わず漏らすも「自分の中で、今日完結できたなっていうぐらいの達成感があった。ある意味、自分の中ではオリンピックを取ったなぐらいの勢いで、練習してきたことが達成できたので」と独特に表現。確かな手応えを掴むと、「まだまだ進化し続けたい」とチャレンジ意欲を示し、前を見据えた。

 プロスケーターとして肉体と精神を限界まで追い込み、最高のパフォーマンスを提供できるよう研鑽を積む羽生。スケートの可能性を極限まで追求する彼の歩みは、これからも続く。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

【PHOTO】プロフィギュアスケーター・羽生結弦の魅力が凝縮された単独アイスショー『プロローグ』

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