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モータースポーツ

「新車の走行を楽しめた」角田裕毅はVCARB01に好印象! 各国メディアは新生チームに明るい展望、カラーリングは最高評価

THE DIGEST編集部

2024.02.19

 一方、『RN365』は現在、マクラーレンのザク・ブラウンCEOが非難の声明を発したことで物議を醸しているレッドブル系列の2チーム体制に注目し、「イタリア・ファエンツァを拠点とするチームはレッドブルと幾つかのパーツを共有することになるため、一般的な予想では、今季の彼らは2023年よりも大幅に強くなると見られている」と、チームが強化されるとの見解を示した上で、それによって生じる疑問も明らかにした。
 

「VCARBは今季に大きな期待を寄せており、リカルドは表彰台を狙っている。昨季、終盤のアップデートで大幅な改善を遂げる前には最下位に沈んでいたチームが、それから1年も経たないうちにポディウムを争うようになるのは驚異的であるが、それは本当に彼らが進歩したと言えるのだろうか?」

 同メディアは「最も強力なチームが2つ目のチームを所有することは正しいことなのか?」という問題提起をしながらも、VCARBについては「彼らがレッドブルから受け取るパーツの量を考えると、たとえ3位以内でフィニッシュしたとしても、それは本物の表彰台ではないと主張することもできる。しかし同時に、姉妹チームやグループ全体が2つの競争力のあるチームを持つための単なる賢い考え方と見なすこともできる。これは現時点で規則の範囲内であり、あくまでも合法である」とも指摘している。

 好成績を残せば、さらなる論争を引き起こすことは必至と見られるVCARBだが、それが現実となる可能性が十分にあるという見方が専門家や各国メディアの間で少なくないのは、この2年間で苦悩の時を過ごしてきたチームにとっては歓迎すべきものと言えるかもしれない。

 余談だが、『PLANETF1』は今季発表された全10チームの新型マシンのカラーリングをランク付けし、栄えある1位にVCARBを選定。「彼らは、おそらく最も酷いネーミングに罪悪感を抱き、その償いとして優れたカラーリングを生み出すことを課題としたのだろう」とジョークと皮肉をまじえた同メディアは、「見た目が美しい車からは慰めを得ることができる。トロロッソを彷彿とさせる馴染みあるブルーに幾つかのアクセントが加わり、間違いなく今季最高のカラーリングとなった」と選定理由を明かした。

「最も美しい車」は、そのカラーリングがさらに映えるようなパフォーマンスを発揮して、チームを高みに押し上げることができるか。21日よりバーレーンで実施される直前テストでどれだけ可能性を感じさせてくれるのか、非常に興味深いところだ。なお、前述のカラーリングの全ランキングは以下の通りである。

1位VCARB01、2位フェラーリSF-24、3位メルセデスW15、4位アストンマーティンAMR24、5位キックザウバーC44、6位マクラーレンMCL38、7位レッドブルRB20、8位ハースVF-24、9位ウィリアムズFW46、10位アルピーヌA524

構成●THE DIGEST編集部
【画像】VCARBの新型マシンをチェック!

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