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バレーボール

伊リーグPO準決勝、石川祐希が奮闘もミラノ黒星発進…敵地は安堵「イシカワにはいつも苦しめられる」【現地取材】

佳子S.バディアーリ

2024.04.02

 今季の対戦は3試合すべてがフルセットマッチ。ミラノが2戦2勝したレギュラーシーズンは、石川が腰痛から本格復帰した昨年12月の前半戦(アウェー)で2セットダウンから逆転で勝利し、3月の後半戦(ホーム)はセットを奪い合った末に勝利して石川がMVP(マン・オブ・ザ・マッチ)を獲得した。
 
 1月のコッパ・イタリア準決勝では、辛くも逃げ切り勝利したペルージャだが、リーグ随一の激しさで知られる本拠地『パラ・バルトン』の応援はミラノを威嚇しながらも、警戒感が入り混じっていた。

 開始から間もなく、ミラノは準々決勝のピアチェンツァ戦で課題を残したレセプションに苦しむ。中盤以降も相手のサーブに押されて戦況は変わらず。そんな中、気概を見せたのは石川。ライトのエンドライン際でボールをつなぎ、間髪入れずに中央へ走り込んで強烈なバックアタックを叩き込むと、相手サポーターはこぞって頭を抱えた。しかし、サーブを含むミスが相手の2倍を超え11回を記録したミラノは、大差で試合を先行された。

 第2セットはレゲルスのエースと石川の絶妙なレセプションからミドル勢が挙げた連続得点で優位に立ったミラノ。その後、互いのサーブで流れが二転三転する。ルッソのサーブで逆転されるも、カジースキのエースに続いて石川が1枚ブロックで呼び込んだラリーを自ら得点に変え、ポッロのブロックでリードを奪還。しかし、以降にサーブエラーが頻発するなど1セット目と同様にミラノのミスが二桁に達し、反して武器のサーブが走ったペルージャにリードを譲る。それでも終盤、石川のこのシリーズ100得点目で巻き返しを開始。相手のセットポイントを2度にわたり回避して23-24まで詰め寄ったが、惜しくもポッロのサーブがネットにかかり後がなくなった。

 第3セットは最大4点のビハインドを抱えるが、後半にロセルの2連続エースと石川の後衛からの一撃で相手の背中を捉える。すると、これまで幾度も苦汁を飲まされたミラノの粘り強さに怯んだか、ペルージャに誤打が出始める。カジースキと替わったキューバ代表OHオスニエル・メルガレホの奮闘が加わり、終盤に逆転。2度目のセットポイントをヴィテッリのブロックでものにしてミラノがセットを奪い返した。
 
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