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モータースポーツ

好感触もタイムに反映されず「複雑な気持ち」…角田裕毅、中国GP2日目もスプリント16位&予選19番手と苦戦

THE DIGEST編集部

2024.04.21

 一方、RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは、「ユウキに関してはまだ苦労しており、彼の車に何が起こっているのかは不確かだ。今夜、しっかりと調べることになる。この週末、ずっとデータを細かく確認してきたが、彼の車に問題や不具合は見つかっていない。よって、引き続き調査を続け、彼のためにできるだけ良い仕事をしようと思う」と、厳しい状況を明かした。
 
 比較対象となるチームメイトのダニエル・リカルドは、新しいシャシーを導入した成果か、スプリントでは11位フィニッシュ、予選はQ2進出を果たしての12番手と、ここまで全セッションで角田を上回っている。イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』もこの点に注目し、「予選でも、リカルドはチームメイトより前に位置している。新しいシャシーは彼にとってうまく機能しているようで、彼は自信を取り戻し、トップ10を目指している」と綴っている。

 英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「予選後の角田のフィードバックは、リカルドがシーズン序盤にたびたび語ったことと同じであり、彼は車のポジティブな感覚がラップタイムに反映できていないことを示した」とレポート。チーム内対決については、リカルドの優勢を認めながらも、「リカルドはいつも通りで、角田が苦戦している」と指摘し、オーストラリア人ドライバーが進歩を遂げたかどうかを判断するのは時期尚早だとした。

 最後に、フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「ユウキはQ1で19番手に終わり、ここまで3回続けていた連続Q3進出に終止符を打った」と伝えたが、ここ数戦とは打って変わっての苦戦ぶりを見せる角田が、決勝でどれだけ挽回できるかが興味深いところである。

構成●THE DIGEST編集部

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