この週末ではリカルドと好不調が逆転したことについて、「ペース自体は良かったし、スタートも良かったし、ポジションも上げるなど、できる限り最大限の努力はしました。それでも、チームメイトとは差があったので、その理由を確認したいと思います」とコメント。そして、ここでも「チームは問題を解決するのに役立っています。彼らは、たくさん僕を助けてくれています」と、スタッフへ感謝の意を示すことを忘れていない。
対して、RBのチーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは「ソフトタイヤでスタートしたユウキは、幾つかポジションを上げ、また他の車よりも早くピットインしてミディアムタイヤに交換することでアンダーカットを狙った。残念ながら、レース再開直後にマグヌッセンがユウキに追突し、右リアタイヤを破損させた。今日は我々の日ではなかった」と、レースを総括した。
また、チーム代表のローラン・メキーズは、「日曜日は、我々にとって失望の日だった。ユウキにとっても、難しい週末となった。初めてのスプリントでここを走るのは常に難しいことだが、彼は粘り強く戦い続け、今日は多くのポジションを上げる良いレースを見せた」と、角田のレースウィークエンドを評している。
各国専門メディアの報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、リカルドを含めたRBのダブルリタイアに言及し、「RBにとっては大惨事! 全てはレース中盤、セーフティーカーがコースを離れた直後に起こった。角田はマグヌッセンとの接触でパンク&スピン、リカルドは新しいシャシーの効果によりまるで新しい世界にいるようで、再スタート時には11番手まで浮上していたが、ランス・ストロール(アストンマーティン)に背後から車を持ち上げられ、大ダメージを受けた」と伝えた。
『NEXTGEN-AUTO』も、「マグヌッセンの『VCARB 01』に対するクラッシュにより、角田は自身のレースが突然終了するのを目の当たりにした。このRBのドライバーは、予選が不調だったにもかかわらず、レースでは順位を上げていたが、このような形で完走できなかったことにフラストレーションを感じている」と、日本人ドライバーを見舞った“災難”を振り返っている。
なお、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の解説を務めた元F1王者のニコ・ロズベルグは、この接触に対して「ケビンの行為は本当に馬鹿げている。不必要な攻撃性で、あれは良くなかった。それは非常に攻撃的で不必要だった。ユウキはスペースを空けていたし、彼に他にできることは何もなかった。適切な距離を保たずに接触したのは良くない。本当に酷いドライビングだ」との見解を示した。
一方、オーストリアの『MOTORSPORT NAGAZIN.COM』は、ここまで完勝を収めていたチーム内対決に注目し、「角田にとっては、今季これまででおそらく最悪のレースウィークエンドの締めくくりとなった。彼はリカルドにも対抗することができず、金曜日からその理由が分からないままで終わってしまった」と綴っている(ちなみに、ようやく予選成績では勝利を挙げたリカルドだが、セーフティーカー出動中の追い抜きのペナルティーで次戦マイアミGPでは3グリッド降格が決定している)。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がマグヌッセンと接触…そして無念のリタイアに
対して、RBのチーフエンジニアのクラウディオ・バレストリは「ソフトタイヤでスタートしたユウキは、幾つかポジションを上げ、また他の車よりも早くピットインしてミディアムタイヤに交換することでアンダーカットを狙った。残念ながら、レース再開直後にマグヌッセンがユウキに追突し、右リアタイヤを破損させた。今日は我々の日ではなかった」と、レースを総括した。
また、チーム代表のローラン・メキーズは、「日曜日は、我々にとって失望の日だった。ユウキにとっても、難しい週末となった。初めてのスプリントでここを走るのは常に難しいことだが、彼は粘り強く戦い続け、今日は多くのポジションを上げる良いレースを見せた」と、角田のレースウィークエンドを評している。
各国専門メディアの報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、リカルドを含めたRBのダブルリタイアに言及し、「RBにとっては大惨事! 全てはレース中盤、セーフティーカーがコースを離れた直後に起こった。角田はマグヌッセンとの接触でパンク&スピン、リカルドは新しいシャシーの効果によりまるで新しい世界にいるようで、再スタート時には11番手まで浮上していたが、ランス・ストロール(アストンマーティン)に背後から車を持ち上げられ、大ダメージを受けた」と伝えた。
『NEXTGEN-AUTO』も、「マグヌッセンの『VCARB 01』に対するクラッシュにより、角田は自身のレースが突然終了するのを目の当たりにした。このRBのドライバーは、予選が不調だったにもかかわらず、レースでは順位を上げていたが、このような形で完走できなかったことにフラストレーションを感じている」と、日本人ドライバーを見舞った“災難”を振り返っている。
なお、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の解説を務めた元F1王者のニコ・ロズベルグは、この接触に対して「ケビンの行為は本当に馬鹿げている。不必要な攻撃性で、あれは良くなかった。それは非常に攻撃的で不必要だった。ユウキはスペースを空けていたし、彼に他にできることは何もなかった。適切な距離を保たずに接触したのは良くない。本当に酷いドライビングだ」との見解を示した。
一方、オーストリアの『MOTORSPORT NAGAZIN.COM』は、ここまで完勝を収めていたチーム内対決に注目し、「角田にとっては、今季これまででおそらく最悪のレースウィークエンドの締めくくりとなった。彼はリカルドにも対抗することができず、金曜日からその理由が分からないままで終わってしまった」と綴っている(ちなみに、ようやく予選成績では勝利を挙げたリカルドだが、セーフティーカー出動中の追い抜きのペナルティーで次戦マイアミGPでは3グリッド降格が決定している)。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】角田裕毅がマグヌッセンと接触…そして無念のリタイアに