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モータースポーツ

「一時的な不調にすぎない」「典型的な悪い例」カナダGPで入賞を逃した角田裕毅、専門メディアの採点は?

THE DIGEST編集部

2024.06.12

『MOTORSPORTWEEK』も採点は「5.5」止まりも、「最近では当たり前になった予選Q3進出で、角田は8番グリッドを獲得。この日本人ドライバーの最近のパフォーマンスは印象的で、今回もポイント圏内フィニッシュを達成すると思われたが、シケインでスピンして14位に終わった。ただ、彼のここまでの実績から見て、これは一時的な不調に過ぎないだろう」と、楽観的な見方だ。

『TOTAL MOTORSPORT』は、「予選ではQ3進出を果たし、チームから契約延長を勝ち取った理由を示したが、レースは彼にとっては珍しく、忘れたいものとなった。4戦連続でのポイント獲得を目指していたが、背後の長い車列のプレッシャーによってスピンしてしまった」と、こちらはネガティブな寸評となり、採点も「5」と及第点以下とした。
 
 オランダのF1専門サイト『GPBLOG』も「4」という低採点を付与し、「ユウキはセルジオ・ペレスに代わってレッドブルのシートを得るに相応しいことを示すことができたはずだが、“カミカゼ”のような動きで車のコントロールを失い、チームにとって貴重なポイントも失った」と、残念なミスだったことを強調している。

『RN365』は、「来季の契約延長が決まるなど、良い週末を過ごしており、レースでも終盤までポイント圏内で順調に走っていた。しかし、ターン8でのブレーキングで勇みすぎ、そのチャンスを台無しにしてしまった。これは不注意なミスだった」とスピンの場面に言及したが、採点は「6」を与えた。

 それを上回る「6.5」としたのは、スペインのF1専門サイト『F1i.com』で、寸評では彼の週末全体を総括し、「後になってみると、予選開始直前の契約延長発表は良くなかったのかもしれない。これは、ドライバーの注意力を散漫にさせたり、リズムを崩させたりしてしまう可能性があったからだ。彼はQ3に進出したが、ここで彼のチームメイトであり、プレッシャーのかかっていたダニエル・リカルドよりも遅いタイムに終わった」と綴り、決勝についても詳しく振り返っている。

「レースでは、角田は最初の2周でポジションを4つ落とした。その後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろに落ち着き、彼やアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)を追い続けた。最初のセーフティーカーが出動した際にはピットインを選ばず、インターミディエイトでの走行を長く維持したが、交換したスリックタイヤでは苦戦し、残りわずかのところでスピンを喫して9番手から落ちてしまった。なんとかレースには復帰したが、ポイント圏外に終わり、今季の角田にとっては珍しい失敗となった」
 
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