専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

パリ五輪出場決定の一方で、カナダ戦・石川真佑の”途中交代”にファンは賛否両論。データ重視の監督采配に「ここ一番に弱いのは気がかり」の声も【ネーションズリーグ】

THE DIGEST編集部

2024.06.14

試合途中に指示を出す眞鍋監督(左)。2セット先取も、カナダに逆転負けを喫した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

試合途中に指示を出す眞鍋監督(左)。2セット先取も、カナダに逆転負けを喫した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 試合後、眞鍋政義監督は石川の交代理由について「見ての通り、スパイク決定率、効果率…。数字が1番悪かったから代えました」と鋭く指摘。試合中のデータを列挙しながら、パフォーマンスの低下を理由に挙げた。

 また、「1、2セットは我々の思っているバレーボールができたが、特に3セット目以降から、ずっと守っていた」と振り返り、「特に3番(キアラ・バンライク=27得点)、9番(アレクサ・グレイ=30得点)の選手が素晴らしくて、我々日本のブロックではなかなか止めきれなかった」と話し、相手のダブルエースに計57得点を献上してしまったことに頭を抱えた。
 
 SNS上では、一夜明けても指揮官の采配について様々な反応が寄せられている。

「一旦、変えたのは分かるけど、途中で戻してみても良かったのでは?」
「攻守の要になる石川選手が抜けたことで、余計に古賀選手のマークがきつくなった気がするけど」
「数字でバッサリ決断するのはいいけど、ここ一番の勝負どころに弱いチームになっているのは気がかり」
「アタック読まれてたね。セッターが良いトスを上げられるように、サーブカットも頑張って欲しいところ」
「タイムアウトの時に具体的な指示あったっけ?」
「取れる勝ち試合を取りこぼしたようにしか思えない試合だった」

 石川は試合後、「相手も勝ちにくる姿勢が見られましたし、最後競った場面で勝ち切れなかった。個人としても途中で交代して、ミスも少しあった」と反省を口にし、「もう一回気持ちを切り替えて、スタートからいいパフォーマンスができるように準備したい」と、15日のセルビア戦へ視線を向けている。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】【女子バレー】なぜ眞鍋監督は石川真佑を第2セット途中で外したのか?よもやの大逆転負けに「順調にいくとは初めから思っていない」【ネーションズリーグ】

【関連記事】日本女子バレー、カナダにまさかの大逆転負けでパリ五輪出場決定は持ち越し!「-7.69ポイント」で気になる世界ランキングはどうなった?【ネーションズリーグ】

【関連記事】「日本をリバーススイープだ!」海外メディアも眞鍋ジャパンまさかの逆転負けに驚き… 背水のカナダに「五輪の夢は生きている!」と興奮【ネーションズリーグ】

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号