『TOTAL MOTORSPORT』は、「ペレスが悪夢のような週末を過ごした一方で、角田は再びポイントを追加。レッドブルが彼にチャンスを与える時が来た。もはや角田については欠点や疑念ではなく、その実力や成果が重視されるべきだ。彼はリカルドとの対決で６勝４敗と勝ち越している。このままポイントを獲得し続ければ、レッドブルも彼を無視することは難しくなるだろう」と去就にも言及し、採点は「７」とした。

　スペインのF１専門サイト『F1i.com』も「７」で、「序盤は好調だったものの、その後しばらく低迷していた角田が、この週末で再び調子を取り戻した。モナコで８位に入って以来の好結果であり、ポイント獲得だ」と結果をポジティブに伝え、浮き沈みのあったレースウィークエンドを振り返っている。

「初日の最初のセッションでわずか５周目にスピンしてグラベルに乗り上げ、最初の赤旗の原因となったことにもかかわらず、そこから徐々に自信を取り戻し、残りのセッションでは安定してチームメイトを上回った。スタートで２台を追い抜いてアストンマーティン勢の後ろについた角田は、45周目にアルボンに抜かれたことで最終的に獲得ポイントが半減したものの、それでもトップ10に復帰して良い気分を味わった」
  　続いて、スポーツ専門サイト『VAVEL』は「FP１でのスピンを乗り越え、角田は日曜日のレースでまずまずのパフォーマンスを見せ、最終的にポイントを獲得した。週末を通して、彼は明らかにRBで最速のドライバーだった」とチーム内バトルにも触れ、採点は「７」を与えている。

『sportskeeda』は「８」の高評価で、「誰もが疑問に思うだろう。なぜ角田がレッドブルにいないのか、と。この日本人ドライバーは再びチームメイトを上回り、チームにさらなる強みを示すとともに、ポイントをもたらした」と、強く姉妹チームへの昇格を推した。

　最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキング形式で各ドライバーを評価し、角田は「９位」と久々に実際の結果を上回る順位。車のハンデを自身のドライビングとチームの戦略によって克服した彼に対しては、以下のように総括している。

「RBはスペインGPで導入したアップデートの一部を含む妥協したパッケージで英国に乗り込み、VCARB01はコーナーを抜ける際のバランスの問題に直面した。にもかかわらず、角田は良いレースを展開。路面が濡れている中、スリックタイヤでまずまずの仕事をし、最終スティントではミディアムタイヤが残っていなかったため、ソフトタイヤで苦労しながらもポイントを獲得してみせた。車の性能に見合わない結果だ」

構成●THE DIGEST編集部

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