専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

井上尚弥vs中谷潤人は「可能性あり」と否定しなかった米重鎮。無敗の日本人”夢対決”を海外メディアが独自考察

THE DIGEST編集部

2024.09.06

井上(左)はドヘニー(右)をTKOで撃破し、2度目の防衛を果たした。(C)Lemino/SECOND CAREER

井上(左)はドヘニー(右)をTKOで撃破し、2度目の防衛を果たした。(C)Lemino/SECOND CAREER

 記事では井上が12月に再びリングに上がり、4団体王座の防衛戦をWBO・IBF指名挑戦者であるサム・グッドマン(オーストラリア)かWBA世界1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のどちらかと対戦する可能性が高いと触れたうえで、「12月の試合後、米トップランク社の重鎮ボブ・アラムCEOはイノウエをアメリカに呼び戻し、ラスベガスで王座防衛戦を行なう予定だ。これが成功すれば、25年はイノウエvsナカタニ戦が実現するかもしれない」と、日本人対決に期待を寄せた。

 世界3階級制覇王者で、現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)はプロ戦績28戦28勝(21KO)を誇り、井上と同じく無敗伝説をばく進中。「ネクスト・モンスター」の異名を取り、元祖”モンスター”である井上に続く無敗王者として国内外の期待も相当高い。

 同メディアは「4団体統一を2度も達成したナオヤ・イノウエは、今後もスーパーバンタム級に長くとどまることになりそうだ。そして願わくば、25年にジュント・ナカタニが53.52キロから55.34キロに階級を上げてほしい」との願望を綴る。井上vs中谷戦は「日本国内だけでなく、世界でも大きな注目を集める試合になる」と太鼓判を押すほど、魅力的なカードだと推す。
 
 ドヘニーとの対戦から一夜明けた4日、井上は所属する大橋ジムで中谷との将来の対戦について、「彼がそういうステージに上がってくれば、対戦候補のひとりには挙がってくるんじゃないですか」と言及。決して夢物語ではないことに含みを持たせた。ただ、弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(大橋)も中谷との統一戦を望んでおり、「面白い闘いになると思う」と語り、先に拓真vs中谷戦の実現を楽しみにしていた。

 ボクシングファンなら、誰もが想像する無敗の日本人ファイター同士のドリームカード。ドヘニー戦に合わせて来日したアラムCEOも、井上vs中谷戦については「可能性はある」と否定はしなかった。遠くない未来、世紀のビッグマッチは実現するのか。興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「ちょっと異常」「ホンマ怖いくらい」井上尚弥が11kg増量の相手に見せた防御に、元世界王者も戦慄!「試合のリングで練習している感覚に見えた」

【関連記事】「ドヘニー、お前顔が!」「もうボコボコ…恐ろしい」井上尚弥のパンチを耐え続けた挑戦者の顔面に驚愕と心配の声

【関連記事】データ上でもドヘニーを圧倒! 井上尚弥を絶賛する米放送局が戦いを分析「いつも以上に慎重」「じっくりと相手を崩していった」

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号