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ラグビー

20時以降はスマホに触らず、日常的に英語学習も…。ラグビー日本代表・原田衛が実践するストイックな取り組み「邪魔になるものは排除していったほうがいい」

向風見也

2024.09.13

「8時以降はスマホの光を遮断して、睡眠に備えるようにしています。携帯に左右されない方が、充実するかなと思って。ふいに見ちゃう時もあるんですけど、ぼーっとYou TubeやSNSを眺める時間は減って、読書などに時間を充てられています。寝つき、全然、違います」
 
 よりよい休息を練習効率のアップに繋げたかった。毎朝クラブハウスへ出かける際も、長方形の万能ツールは自室へ置きっぱなしだ。

 代表期間中こそ、リーダー陣のひとりとあってグループLINEの確認が不可欠。それでもホテルで同部屋になった後輩選手によれば、原田の消灯時間は21時前後と早かった。

 苦痛を伴わずにストイックでいられそうなアスリートは、こう言い切る。

「まずはラグビーに集中するのが一番。邪魔になるものは、排除していったほうがいいなと」

 9月7日、熊谷ラグビー場。開催中のパシフィック・ネーションズカップの予選プールB・2戦目で、前半37分からプレーした。味方の負傷に伴う緊急出場を余儀なくされながら、淡々と活躍した。チャンスでトライを決めたり、身体を張ってピンチを防いだり。アメリカ代表を41-24で制した。

 いつも己に負荷をかけているから、イレギュラーな状況下でも重圧を受けずに力を示せる。

 これから大会の決勝ラウンドへ進む。目下、かねて宣言した通り、「勝ちにこだわってトレーニング」する。口笛を吹くよう逞しさを表現する。

取材・文●向風見也(ラグビーライター)
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