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モータースポーツ

米国GPでの4年連続入賞を目指す角田裕毅に「レッドブル昇格のために存在を示す必要がある」と専門メディア。再参戦のローソンは「昇格は頭の中にない」

THE DIGEST編集部

2024.10.17

 ヘルムート・マルコ顧問は、角田とローソンがレッドブルのドライバー候補であり、今季残りのレースで2人を比較した上で“査定”することを明言しているが、F1での経験値がはるかに高い角田としては、常にライバルを上回ることが義務付けられるため、今後の6レースは非常に厳しいものとなりそうだ。

 もっとも、それはローソンも同様であり、アメリカGPではパワーユニット交換によるグリッド降格が予想される22歳は、「チームは僕に、ユウキと同じレベルに達し、パフォーマンスを発揮することを望んでいる。それは、彼らはポイントを欲しているからだ。チームはコンストラクターズ・チャンピオンシップで6位の座を争っており、そのためにはレースでの入賞が常に目標となる。それができれば、僕たちは良い仕事をしていると言える」と語っている。

 来季以降の継続参戦については、まだ何の確約も得ていないとされるローソンにとっても、F1での生き残りを懸けるという意味で残り6レースは非常に重要なものとなる。ゆえに、今はRBでの戦いに集中しており、レッドブル昇格は「僕の頭の中にはない」と断言するが、一方で「僕はレッドブルのセカンドチームにいるので、良い仕事をすれば、僕の未来が彼らと共にあることは認識している」とも。
 
「僕の目標は、将来レッドブルで走ることであり、明らかに彼らも将来に向けて構築を進めていることは知っている。マックス(・フェルスタッペン)かチェコ(セルジオ・ペレス)がいつかチームを去る時のために。そのために、準備のできたドライバーが彼らには常に必要だ。だから、もし僕が良い仕事をすれば、僕の未来はそこにあると意識している。ただ、それがいつ起こるかについては、本当に考えていない。全ては、RBでのパフォーマンス次第だから」

 2人の若く才能溢れるドライバーによる熾烈な争いが展開されるシーズン終盤戦。2度のトリプルヘッダーの後、彼らにいかなる運命が待ち受けているのかが非常に気になるところだが、まずは戦いの火蓋が切られるオースティンでのレースを注視したい。

構成●THE DIGEST編集部

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