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格闘技・プロレス

12年のアイドル活動歴を持つ元ラウンドガールが『RIZIN』広報になったワケ「私たちもこんなふうに売れたいって気持ちで見ていました」

橋本宗洋

2024.12.30

現在は広報として現場での撮影やSNSへの投稿、デスクワークなどを精力的にこなしている。写真:橋本宗洋

現在は広報として現場での撮影やSNSへの投稿、デスクワークなどを精力的にこなしている。写真:橋本宗洋

 RIZINで闘う選手たちに、アイドルが重なる部分もあったという。

「アイドルを一生懸命やってる分、選手の一生懸命さも分かる気がしました。アイドルも地道な活動の積み重ねだし、努力してもそれが必ず結果につながるとは限らない。絶対勝ちたいんだけど、勝てずに挫折を味わうことも。でもまた輝くために頑張る。限界を感じて引退を口にするような選手の気持ちも分かります」
 
 アイドルの世界にも、志半ばでグループを卒業していくメンバーがいた。横島さん自身は、卒業していく仲間がいるからこそ自分は残って頑張ろうと考えてきたそうだ。

 最初は格闘技を知らなかったから、すべてが新鮮でもあった。たとえば試合での出血には「怖い」というイメージしかなかったが、試合を見ていくうちに「これは攻撃した選手の“努力の結果”なんだ」ということが分かった。格闘技への理解が深まることで、感動や選手へのリスペクトも増す。

 RIZINガールとしての活動は2023年7月まで。そこからの1年はアイドルに集中した。2024年8月でのChu-Zの活動休止が決まっていたからだ。

 活動休止後に別のグループに関わったり、芸能界で何かやるつもりはなかった。

「アイドルとしてはChu-Zで12年やって、やり切った、走り切ったという思いがありました。私にとってアイドル活動というのはChu-Zのこと。じゃあ活動休止後に何をするかと言ったら、RIZINに関わることしか考えられなかったです(笑)」

 グループ活動休止は8月4日。同じ月の19日からRIZINのスタッフとして働き始めた。ファンやマスコミへの“お披露目”は9月29日の『RIZIN.48』、その前日計量からだ。

 一般公開形式の会見で前説を務めたり、ファンと交流する場面もあるが、基本的には“裏方”。基本的に平日はデスクワークだ。

「記者会見の時などは自分でも撮影しますし、それをSNSにアップするのも仕事ですね。会社では写真の整理、管理。あと稟議書を作ったりもします。少し前まで歌って踊ってたんですけど、今は座ってますね(笑)」
 
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